経営
猿飛桃太郎(ベース)

こんにちは!
俺の名前は猿飛桃太郎(さるとびももたろう)

突然ですがあなたは、整体師として独立を考えていませんか?
ある程度、技術や知識がついてくると、独立して自分のお店を持ちたいという思いがでてきますよね。
しかし、いざ独立を目の前にすると「もし、失敗したらどうしよう・・・」という不安に襲われてしまうものです。

そのせいで「独立したい思いはあるけどなかなか一歩を踏み出せない・・・」という人も多いはず。

かくいう俺も、なかなか勇気が出なくて足踏みしていたひとり。
腕にも自信がついてきたし、指名してくれる患者さんも増えてきて、独立する準備は整っているはずなのに、漠然とした不安が消えませんでした。

そんなこともあり、院長に独立に対して不安があることを相談してみました。
すると、独立までの流れや独立後のイメージができ、一歩を踏み出すことができたんです・・・!

そこで、今回は独立までの流れと独立を成功させるためのポイントを知ってもらい、「独立しても大丈夫・・・!」という自信をつけてもらいたいと思います。

それではまいります!

猿飛桃太郎が教えます!!

今回の登場人物

猿飛桃太郎(ベース)

猿飛桃太郎(22)
鬼野治療院の見習い治療家

鬼野右近(ベース)

鬼野右近(45)
鬼野治療院の院長

猿飛桃太郎が教えます!!

いつになく不安気な表情でモジモジしている桃太郎・・・

猿飛桃太郎(無表情)

おっさん・・・。


鬼野右近(ベース)

なんだ?


猿飛桃太郎(無表情)

俺、独立しようと思ってんだ。


鬼野右近(ベース)

・・・。
ついに、お前も独立したくなったのか。


猿飛桃太郎(無表情)

おう。
でもさ・・・。

鬼野右近(ベース)

お前でも怖いもんがあんのか。


猿飛桃太郎(ベース)

まぁな。
地震・独立・火事・おっさん。
俺にも怖いもんはいくつかある!


鬼野右近(ベース)

やかましい!
まぁ、いいだろう。


猿飛桃太郎(無表情)

本当に俺独立しても大丈夫かな・・・。


鬼野右近(ベース)

そうだな。
まずは、本当に独立したいかどうかだ。
そのために、整体師として独立した場合のイメージをつかんでおくといい。

鬼野右近が教えます!!

独立することで得られるメリットと知っておきたいデメリット

独立を考えたら、まず独立することのメリットとデメリットを把握し、それでも独立したいのかどうかを再確認することが大切だ。
なぜなら、安易な気持ちで独立すれば、その分後悔する可能性も高まるからだ。

以下は、独立することのメリット・デメリットだ。

 


●メリット

  • 自分のやりたい分野で施術ができる
  • 時間や料金を自由に設定することができる
  • 収入に上限がなく自分次第で大きく活躍することもできる

●デメリット

  • 安定した収入が保障されない
  • 経営を継続させていくための計画をする必要がある

 

独立することの一番のデメリットは、雇われている時とは違い、安定した収入の保障がなくなることだ。
また、経営を維持していくための計画力や行動力も必要となってくる。

しかし、誰にも保障されていない反面、自分の理想とする院を自由につくっていくというやりがいを感じることができる。
また、自分の力量次第で雇われている時よりに比べ多くの収入を見込める可能性もある。

ちなみに、独立した整体師の平均年収は300万から400万ほどと考えておくといいだろう。

●売り上げ
単価5,000円×5人=25,000円/日
×22日=550,000円/月
×12ヶ月=6,600,000円/年
●固定費・経費・設備投資
300,000円/月
×12ヶ月=3,600,000円/年
●年収
6,600,000円ー3,600,000円=3,000,000円

 

このように計算することで収入のイメージが湧くだろう。

 


 

鬼野右近(ベース)

独立にはリスクはつきものだ。
しかし、独立した人にしか味わえない世界が待っていることは間違いない。


猿飛桃太郎(ベース)

俺は独立してもっと収入を増やしたいんだ!
それから、俺にしか作れないオンリーワンな院をつくっていきたい!


鬼野右近(ベース)

なかなかいい意気込みじゃねェか。


猿飛桃太郎(無表情)

でもさ、そうは言ってもやっぱりリスクは怖いぜ?
思っていたほど収入も見込めず借金まみれになっちまったらどうすんだよ。


鬼野右近(ベース)

何を弱音ばっかり・・・と言いたいところだが。
実は、俺も独立する時怖くて尻込みしていた。


猿飛桃太郎(驚き)

おっさんが・・・!?


鬼野右近(ベース)

あぁ。
リスクのことばかりを考えるとなかなか先に進めずにいたのさ。


猿飛桃太郎(驚き)

で、どうやってその一歩を踏み出したんだ?


鬼野右近(ベース)

失敗を失敗で終わらせるかどうかは自分次第だということが理解できたからだ。

猿飛桃太郎が教えます!!

独立を成功させるカギは「必ず成功させるという強い意思」を持つこと

独立を成功させるためには「何が起きても必ず成功させるんだ・・・!」という強い意志を持つことが重要だ。
なぜなら、失敗を失敗のままで終わらせない限り必ず未来があるからだ。

パナソニックを一代で築きあげた、“経営の神様”と呼ばれる松下幸之助はつぎのような名言を残している。

失敗したところでやめてしまうから失敗になる。
成功するところまで続ければ、それは成功になる。

つまり、独立を失敗とするか成功とするかは自分の意志次第ということだ。

誰でも独立すれば、どんなに綿密なシュミレーションを重ねていても、思い通りにいかないことがたくさんある。
難なく成功させているように見える人でも、実はピンチをチャンスに変える努力をしていることだろう。

よって、失敗を恐れて尻込みするよりも失敗はつきものと考えて一歩を踏み出してみるといいだろう。

 


 

猿飛桃太郎(喜び)

つまり・・・「当たって砕けろ!」ってことだな!?


鬼野右近(ベース)

待て。
そうはいっても、なるべく砕けないように準備は必要だ。


猿飛桃太郎(無表情)

なんだよ・・・。
せっかく勢いついてきたのにさ。


鬼野右近(ベース)

なんの準備もせずに、勢いだけでいくのはわざわざ負けに行っているようなもんだ。
計画通りに行かないことも多いが、流れを把握しておくことで想定外のことが起きても慌てずにすむ。

鬼野右近が教えます!!

独立までにやっておくべき準備と流れ

独立を決めてから実際に開業するまで、以下の流れに沿って準備を進めていくようにするといいだろう。

 


  1. ビジネスプランを考える
  2. 事業計画を作成する
  3. 資金計画を立てる
  4. 開業に必要な物を準備する
  5. 開業届けをだす

 

⒈ビジネスプランを考える

まず一番にやることはビジネスプランを考えることだ。
というのも、ビジネスプランがなければお店の軸がブレてしまうからだ。

ちなみに、ビジネスプランとはターゲットやお店の強み、この事業をやる意味など、独立して誰に何を届けたいのかを明確にすることだ。

さらに、ビジネスプランを考えることによって、自分の使命が明確になり必ず成功させるというモチベーションにもつながる。

⒉具体的に数字化する

つぎにやることは、1でお伝えしたビジネスプランをもとに具体的に数字化していく作業だ。
というのも、具体的に数字化することである程度の見通しが立つため、行き当たりばったりな経営にならずに済むからだ。

例えば、1日の施術人数、単価、売上目標や必要経費などが数字化する項目にあげられる。
独立すれば、常に数字と向き合っていくことになるだろう。

⒊資金計画を立てる

つぎにやることは、資金計画を立てることだ。
資金計画には3つの種類がある事を覚えておくといいだろう。

 


  • 開業資金
    開業資金とは、開業するために必要な資金の事だ。
    場所代や内装外装工事費、ベッドなどの設備費などがあげられる。
    また、スタートダッシュをスムーズにするために宣伝広告費も開業資金に含む事を忘れないようにしてくれ
  • 運転資金
    運転資金とは、院を運営していく中で必要となる資金のことだ。
    例えば、経費や固定費などがあげられる。
    開業してからの半年〜一年は赤字になることを見越して、運転資金をあらかじめ確保しておく必要があるだろう。
  • 生活資金
    生活資金とは、自分が生活していくための資金のことだ。
    開業し、院を運営してくことはできたとしても最初から利益が出るとは限らない。
    利益が出なければ、自分が生活していくお金が賄えないということだ。
    よって、半年から一年は自分の給料分が出なくても生活していけるだけの資金を確保する必要があるだろう。

 

ちなみに、開業までの流れ1〜3をまとめたものを、事業計画書として日本金融公庫が発行しているので参考にするといいだろう。

>>日本金融公庫事業計画書

⒋開業に必要な物を準備する

ここまで開業のための計画が済んで、はじめて必要なものの準備にかかっていく。
必要なものとは、ベッドや施術着、タオル、椅子、看板などのことだ。
備品自分の店舗に何が必要なのかを洗いだし、開業までに準備をすすめていくといいだろう。

⒌開業届けをだす

すべての計画と準備が整えば、あとは開業届をだすだけだ。

整体師は特別な資格がいらないため、開業届さえ出せば誰でも独立ができる
しかし、大切なのは独立した後に経営を継続させていくこと。
開業までの準備を怠ると、行き当たりばったりな成り行き経営になる恐れが大きい。

よって、事前準備を綿密に行うことで、経営の安定につなげることができる。

成り行き経営についてはこちらの記事を読んでみてくれ。

>>整体院の経営を失敗させてしまう人の共通点

 


 

鬼野右近(ベース)

ちなみに、この開業までの準備にかける時間の目安は1年だ。


猿飛桃太郎(驚き)

1年!?
もっと時間かけてもいいんじゃねェの?


鬼野右近(ベース)

もちろん、じっくり考えて計画していった方がいい。
しかし、一年以上かけてしまうと、起業できないままズルズルといくことが多い。


猿飛桃太郎(ベース)

なるほど・・・。


鬼野右近(ベース)

また、桃太郎のように、日々の忙しさに負けてしまう心配のある人は期限を決めて準備をするといい。


猿飛桃太郎(無表情)

忙しいのはおっさんのせいなんだけど・・・。


鬼野右近(ベース)

何か言ったか?


猿飛桃太郎(驚き)

い、い、いや何も言ってませんッッ!


鬼野右近(ベース)

どうだ?
自分が開業に向かっていくイメージができてきたか?


猿飛桃太郎(ベース)

まぁな。
漠然とした不安はかなり軽減されてきたぜ!
でもさ、それでもやっぱり収入が保証されないってのは不安だぜ?


鬼野右近(ベース)

まぁ、今までとは違う世界に行くわけだからな。
誰でも、最初は怖いだろう。


猿飛桃太郎(ベース)

何か、一歩を踏み出しやすい方法ってねェのか?


鬼野右近(ベース)

もっとハードルを下げて開業してみるってのもあるぞ。

猿飛桃太郎が教えます!!

収入の不安がなくなる!ハードルを下げて開業する方法

鬼野右近(ベース)

ハードルを下げて開業ってどういうことだ?


鬼野右近(ベース)

独立をすることでの不安は、やはり収入の面だろう。
ということは、現在の収入を途絶えさせずに開業すれば、収入の心配をせずに済むだろう。


猿飛桃太郎(驚き)

・・・なるほど!
例えばどんなやり方があるんだ?


鬼野右近(ベース)

現在の仕事を続けながら、休みの日を使って腕試しすればいいんだ。
また、店舗を借りなくても自宅や出張など家賃がかからない手段だっていくらでもある。

>>整体院の自宅開業の方法

猿飛桃太郎(喜び)

確かに、その方法だったら借金の心配をせずに済む!


鬼野右近(ベース)

開業の仕方に正解はない。
自分がベストな方法を選ぶといいだろう。
小さくてもいいから始めの一歩を踏み出す勇気を持ってほしい。


猿飛桃太郎(喜び)

オレ頑張るよ!
独立して、鬼野治療院のような地域の人に愛される整体院をつくる。
おっさん、見守っててくれよな!


鬼野右近(ベース)

さみしくなるが、まぁ頑張れ!

 

 

一年後・・・

 

 

鬼野右近が教えます!!

(番外編)鬼野治療院のスタッフ研修

猿飛桃太郎(無表情)

俺の知り合いの整体師で、独立して3年のやつがいるんだ。
最近、そいつの整体院の患者さんが減ったみてェで・・・、なんとかなんねェかな?


鬼野右近(ベース)

・・・。
そいつの店は、なんで患者さんが減ったんだ?


猿飛桃太郎(無表情)

最近、近所に自費治療を本格的にやっている整体院が増えたらしいんだ。
しかも、ホームページも金がかかってるみたいでよ・・・。


鬼野右近(ベース)

・・・。
なるほど。
それなら、手技で差別化するしかないようだな。


猿飛桃太郎(驚き)

手技で差別化・・・?


鬼野右近(ベース)

あぁ、そうだ。
この整体院が飽和している時代に、ライバル店を出し抜くには差別化が必要だ。


猿飛桃太郎(驚き)

あぁ、それはわかるぜ!
そいつも、USPとやらを考えて、差別化頑張ってるみてェだから。


鬼野右近(ベース)

その差別化だが、一番手っ取り早いのは「自院だけが対応できる症状」を作ることだ。


猿飛桃太郎(驚き)

自院だけが対応できる症状・・・?


鬼野右近(ベース)

そうだ。
例えば、次のような症状は改善できる整体院が少ないため、対応することさえできれば簡単に差別化が可能だ。

 


・自律神経症状
・精神疾患


 

鬼野右近(ベース)

整体院を経営されている先生の中には、上記の症状の改善に苦手意識を持っている先生が多い。
というのも、患者さんの中には、踏み込まれると心を取り乱すような事情を抱えている人がいるからだ。


猿飛桃太郎(無表情)

(うわっ・・・、俺も苦手だ。
前に患者さんに大泣きされたからな・・・。)


猿飛桃太郎(驚き)

でもよ、患者さんのトラウマなんかに触れずに、自律神経症状とか、精神疾患が改善できる手技なんてあるのか?


鬼野右近(ベース)

あぁ、ある。


猿飛桃太郎(驚き)

・・・!


鬼野右近(ベース)

その手技は、俺の仲間でもある「鈴木章生」先生が開発されたメソッドだ。
「精度」や「経験」がなくても、自律神経症状・精神疾患で悩んでいる患者さんを改善することができる。


鬼野右近(ベース)

ちなみに、鈴木章生先生とは、「モーションロック瞬間解除テクニック」という手技を開発し、「毎月500名の患者さんを施術・患者さん全体の80%が6回以上のリピート・月商250万円」という輝かしい実績をもつ愛知県・岡崎のカリスマ治療家だ。


猿飛桃太郎(驚き)

・・・!


鬼野右近(ベース)

この手技を身につけることができれば、急増する精神疾患・自律神経症状にアプローチできるようになり、他院との差別化や高単価、時短施術へ近くだろう。


猿飛桃太郎(驚き)

そ、その手技教えてくれよ!


鬼野右近(ベース)

いいだろう・・・。
その手技がこれだッッ・・・!

精神疾患・自律神経症状にアプローチできる手技の紹介はこちら