こんにちは!
俺の名前は猿飛桃太郎(さるとびももたろう)
突然ですがあなたは、どの賠償責任保険に加入するか悩んでいませんか?
「賠償責任保険」とは、患者さんに対して怪我などの損害を負わせてしまった時、そのトラブルに関する費用を保障してくれるもの。
整体師は患者さんの体に直接触れる職業なのでトラブルが起きやすく、ほとんどの整体師が加入しています。
しかし、いざ加入しようと思っても加入先がたくさんありすぎて、なかなか決められないですよね・・・。
もし、詳しく調べずに加入すれば、いざ患者さんとのトラブルが発生した時に保険がおりない・・・なんてことも。
一方、保険の内容をしっかり把握してから加入することで、「もし、トラブルが起きたらどうしよう・・・」と心配することなく、安心して施術に専念することができます。
そこで、今回の記事では賠償責任保険に加入する際に知っておくべき注意点と、オススメの保険会社を紹介していきます。
ぜひ、信頼できる賠償責任保険に加入し、トラブルに怯えることなく施術に専念してくださいね。
それではまいります!
今回の登場人物
猿飛桃太郎(22)
鬼野治療院の見習い治療家
鬼野右近(45)
鬼野治療院の院長
自分の施術が原因で患者さんに怪我を負わせてしまった夢を見た桃太郎・・・
おっさーーーん、大変だ・・・!
なんだ朝っぱらから。
患者さんに怪我を負わせる夢を見ちまったんだよ・・・!
んで、俺のところに1000万円の賠償金の請求書が届いたんだよ!
正夢になりそうで・・・(ガクガク)
これが、現実だったら俺もう海外にでも逃亡するしかねぇよ。
大丈夫だ。
賠償責任保険という保険に加入することで、患者さんとのトラブルから守ってもらうことができる。
賠償責任保険・・・?
ってことは、このあいだ施術中に居眠りしちまって患者さんから出たクレームにも対応してくれんの?
そんなことがあったのか・・・!(怒)
それは、自分で対応しろ!
(・・・。)
賠償責任保険とは施術者側の過失によって患者さんに怪我を負わせてしまったり、所有物を壊してしまった時に保障してくれる保険のことだ。
いつ起こるかわからないトラブルに備えてほとんどの整体師が加入している。
多くの整体師が賠償責任保険に加入するのは安心を買えるから
整体師は患者さんの体に直接触れるため、怪我などのトラブルが発生しやすい職業である。
しかし、賠償責任保険に加入していれば、主につぎのような「トラブルが原因で発生する費用」を保障してもらうことができる。
- 治療費・慰謝料などの損害賠償金
- 応急手当てや緊急措置などで発生した費用
- 訴訟を起こされた場合の裁判にかかった費用
- その他保険会社が対象とした費用
患者さんに怪我を負わせてしまった時の代償は大きい。
もし、トラブルが解決せずに訴訟になれば、裁判費用や弁護士費用と多額の費用を負担することになってしまう。
しかし、賠償責任保険に加入しておけば、保険会社が保障してくれるため多額の費用を背負わずにすむ。
また、トラブルが発生した際、自己判断で解決すると事態が大きくなってしまう可能性が高い。
しかし、保険に加入しておけば窓口で相談ができ、プロによる的確なアドバイスで冷静な判断をすることができる。
このように、怪我や事故はあってはならないことだが、もしもの時の備えて加入しておけば、安心して施術に専念することができるだろう。
ふぅ・・・。
よかった〜。
もちろん、俺も加入してくれてるよな・・・?
・・・!
やばい、お前の保険にはまだ入ってなかった!
おいおい、どういうことだよ。
今すぐどこの保険でもいいから加入させてくれよ!
うっかりしていた。
ただ、加入するにしても、どこでも良いってわけじゃねェ。
なんでだよ!
もし、今日トラブルが起きたらどうするんだよ!
そう慌てるな。
適当に入れば、思っていた保障内容と違ったり、保険がおりなかったりというトラブルになりかねない。
保障内容を要チェック!加入先を選ぶ時に知っておくべき3つの注意点
加入先を選ぶ際にチェックしておいてほしい注意点はつぎの3つだ。
- 保証対象者の確認
- 施設賠責保険の有無を確認
- 対象となる診療形態を確認
⒈保証対象者の確認
加入先を決める際は、保障対象者の確認を忘れないようにしてほしい。
なぜなら、保険の内容によっては、院長のみが対象でスタッフは対象外となっている場合があるからだ。
もし、知らずに加入していてスタッフがトラブルを起こした際、保障されずに全額自己負担するハメになることも考えられる。
よって、スタッフを雇っている先生は、スタッフ全員が対象になる保険、もしくは個人で加入できる保険を選ぶといいだろう。
⒉施設賠責保険の有無を確認
保険の内容に「施設賠責保険」が含まれているかどうかを確認するようにしてほしい。
施設賠責保険とは施設の欠陥や不備によって他人に怪我を負わせてしまった場合に保証される保険のこと。
保険内容によっては、施術が原因で発生した怪我のみ対応で施設の不備による怪我は非対応となっている場合がある。
例えば、つぎのようなトラブルは施設の不備によるものなので施設賠責保険でないと保障されない。
- 店舗外に置いてあった看板が倒れ通行人が怪我をした
- 床が濡れており患者さんが滑って腰を強打した
もし、加入を検討している保険に施設賠責保険が付帯されていない場合は、別の保険会社を検討するかオプションでつけるようにするといいだろう。
⒊対象となる診療形態を確認
加入先を決める際は保障の対象となる診療形態を確認するといいだろう。
というのも、整体院であればほとんどが自費診療での施術になるからだ。
しかし、中には保険診療のみが保障の対象となり、自費診療は対象外となっている場合がある。
トラブルが起きた際、自費診療だったため保険がおりなかった・・・なんてことにならないために、事前に確認が必要だ。
おっさん、まじで早く加入させてくれ・・・。
わかったから、もう少し俺の話を聞け。
っていうか、ぶっちゃけどこの保険を選べばいいんだ?
ありすぎて探すのが面倒くせェんだけど・・・。
・・・。
まぁ、時間もないから今回は俺のおすすめの保険会社で決めるといい。
信頼のできる加入団体を選ぶべし!おすすめの加入先団体2選
おすすめの加入先団体はつぎの2つだ。
日本治療協会 | 手技セラピスト協会 | |
保障金額 | 手技:[対人]1事故 1億円 [対物]1事故500万円 施設:[対人]1事故 0億円 [対物]1事故 1,000万円 |
対人:1名 5,000万円 1事故 5,000万円 対物:1事故 5,000万円 |
加入金額 | 18,000円/年 1,800円/月 |
14,000円/年 |
特徴 | 加入形態が自由 個人加入ができる |
幅広い保障内容 保障のバックアップが大手損害保険会社 |
免責 | 3万円 | 3万円 |
両者とも治療家に特化した信頼できる施設団体だ。
施設賠責保険も付帯されているシンプルなプランなので、わかりやすいのもおすすめポイントのひとつだ。
ちなみに、専門学校の卒業生であれば学校が用意する保険をチェックしてみるといいだろう。
なぜなら、民間の賠責保険よりも費用が抑えられていたり、補償内容が手厚く準備されていたりとメリットが大きいからだ。
それぞれの特徴を比較して納得のできる団体を選ぶといいだろう。
おぉ・・・!
これで、俺の保険の加入先も決まりそうだぜ!
トラブルが起きても、保険が守ってくれるから安心だな。
入ったことで安心して気を抜くなよ。
わかってるよ・・・!
せっかくだから、保険を適用するときの流れも覚えておくと万が一の時に慌てなくてすむだろう。
万が一の時も慌てない!保険を適用するときの流れを把握しておこう
実際に保険を適用することになった場合はつぎのような流れになる。
- トラブルにより患者さんから損害賠償金を請求される
患者さんから損害賠償金を請求されても、自己判断で返答しないようにしてくれ。
トラブルが大きくならないよう、誠心誠意をもってお詫びをし、賠償金の請求についてはまずは保険の加入先窓口へ相談することだ。 - 保険の加入先窓口へ連絡
患者さんとのトラブル内容を相談し、アドバイス通りに動くようにすることが大事だ。
患者さんとのやり取りは施術者本人が行うため、まだ保証金が確定されていないうちから、患者さんの要望に応えないよう注意する必要がある。 - トラブルが保障の対象と判断された場合保障金がおりる
保証金がおり、患者さんが納得されれば解決できる。
しかし、稀に納得してもらえず訴訟に発展してしまうケースもある。
その場合は、保険会社に弁護士を紹介してもらえる場合が多いので、弁護士を立ててのやり取りになっていくだろう。
なるべく、事態が大きくなる前に解決したいところだな。
そのために、「患者さんの怒りをしずめる話し方」も合わせて覚えておくといいだろう。
次の日・・・
(番外編)鬼野治療院のスタッフ研修
俺の知り合いの整体師で、独立して3年のやつがいるんだ。
最近、そいつの整体院の患者さんが減ったみてェで・・・、なんとかなんねェかな?
・・・。
そいつの店は、なんで患者さんが減ったんだ?
最近、近所に自費治療を本格的にやっている整体院が増えたらしいんだ。
しかも、ホームページも金がかかってるみたいでよ・・・。
・・・。
なるほど。
それなら、手技で差別化するしかないようだな。
手技で差別化・・・?
あぁ、そうだ。
この整体院が飽和している時代に、ライバル店を出し抜くには差別化が必要だ。
あぁ、それはわかるぜ!
そいつも、USPとやらを考えて、差別化頑張ってるみてェだから。
その差別化だが、一番手っ取り早いのは「自院だけが対応できる症状」を作ることだ。
自院だけが対応できる症状・・・?
そうだ。
例えば、次のような症状は改善できる整体院が少ないため、対応することさえできれば簡単に差別化が可能だ。
・自律神経症状
・精神疾患
整体院を経営されている先生の中には、上記の症状の改善に苦手意識を持っている先生が多い。
というのも、患者さんの中には、踏み込まれると心を取り乱すような事情を抱えている人がいるからだ。
(うわっ・・・、俺も苦手だ。
前に患者さんに大泣きされたからな・・・。)
でもよ、患者さんのトラウマなんかに触れずに、自律神経症状とか、精神疾患が改善できる手技なんてあるのか?
あぁ、ある。
・・・!
その手技は、俺の仲間でもある「鈴木章生」先生が開発されたメソッドだ。
「精度」や「経験」がなくても、自律神経症状・精神疾患で悩んでいる患者さんを改善することができる。
ちなみに、鈴木章生先生とは、「モーションロック瞬間解除テクニック」という手技を開発し、「毎月500名の患者さんを施術・患者さん全体の80%が6回以上のリピート・月商250万円」という輝かしい実績をもつ愛知県・岡崎のカリスマ治療家だ。
・・・!
この手技を身につけることができれば、急増する精神疾患・自律神経症状にアプローチできるようになり、他院との差別化や高単価、時短施術へ近くだろう。
そ、その手技教えてくれよ!
いいだろう・・・。
その手技がこれだッッ・・・!