開業
猿飛桃太郎(ベース)

こんにちは!
俺の名前は猿飛桃太郎(さるとびももたろう)

突然ですが、あなたは整体院の廃業率を見て、開業することに不安を感じていませんか?
ここ最近では、10%以下の整体院しか、3年間以上の継続ができていないと言われています。
さらに、5年間継続するとなると、2〜3%とほんのひと握りの人しか、営業を続けられていないのが現状です。

これだけ見ると、開業しても継続していけるのか心配になってしまいますよね・・・。
「もし、開業に失敗してしまったら・・・。」とネガティブ思考になってしまいます。

かくいう俺も、つい先日、廃業していく整体院が多いことを知って、うしろ向きな気持ちになっていました・・・。
「このまま雇われの身でいた方がいいかもしれない・・・。」とも考えるようになったんです。

そんなこともあり、院長に廃業する原因について聞いてみることにしました。
すると、廃業する整体院には共通する原因があるということが分かり、自ずと継続する整体院をつくっていくための”あるポイント”も見えてきたんです・・・!

今回は、そんな廃業の原因と解決方法をあなたにも知ってもらい、「自分にも継続する整体院を作ることができる・・・!」という自信をつけてもらいたいと思います!

それではまいります!

鬼野右近が教えます!!

今回の登場人物

猿飛桃太郎(ベース)

猿飛桃太郎(22)
鬼野治療院の見習い治療家

鬼野右近(ベース)

鬼野右近(45)
鬼野治療院の院長

猿飛桃太郎が教えます!!

桃太郎が開業に向けて情報収集をしている日のこと・・・

猿飛桃太郎(無表情)

(そろそろ、俺も自分の店をもつために、今からいろいろ勉強しておかないとな。)

カタカタカタ・・・

猿飛桃太郎(驚き)

な、なに・・・!?
個人整体院が5年後も営業できている割合が2~3%!?

猿飛桃太郎(無表情)

あぁ、絶望的だ・・・。
コンビニで、カップアイスを買って公園で食べようと思ったのに、スプーンが入ってなかったときぐらい絶望的だ・・・。

 

 

鬼のいる治療院

猿飛桃太郎(無表情)

うす。


鬼野右近(ベース)

・・・?
元気ねぇじゃねェか。


猿飛桃太郎(怒り)

んなことねーよ!
なぁ、おっさんは最初の店を何でたたんじまったんだ?


鬼野右近(ベース)

なんだ、いきなり。


猿飛桃太郎(無表情)

整体院を開業しても、2~3%しか生き残れないって情報を見たんだよ・・・。


鬼野右近(ベース)

・・・。
それでお前は開業するための自信をなくしちまったわけだな?


猿飛桃太郎(驚き)

そ、そいうわけじゃねェよ!


鬼野右近(ベース)

まぁいいだろう。
将来が不安なまま働かれても生産性が落ちるだけだ。
お前もこれを機に、廃業の原因を学んで、開業する自信を取りもどせ!

猿飛桃太郎が教えます!!

整体院が廃業してしまう原因は経営力がたりないから

整体院を開業しようと思う方は、自分の技術に自信がある人がほとんどだろう。
また、技術さえあれば、お客さんがどんどん集まってくるはずだと思っているはずだ。

もちろん、俺も開業したばかりのころは、俺の技術を必要としているひとが大勢いるはずだと思っていた。
しかし、どれだけ技術を磨いても、お客さんが自然に集まってくれることはなかった。

そこで、技術と同じくらい大切なものがあることに気付いた。
それは、経営者としての”経営力”だ。
経営力がなければ、どれだけ腕がよくても、廃業の道を進むことになる。

ちなみに、ここでいう経営力がたりない整体院とは、次のふたつにあたる。

 


1.集客の計画ができていない
2.どんぶり勘定


 

1.集客の計画ができていない

集客の計画ができていないと、お客さんに来院してもらうことができない。
つまり、いくらいい技術をもっていても、それを使うことがないので、宝の持ち腐れになってしまうということだ。

ここ最近では、安さが売りの大手チェーンや、国家資格を持つ柔道整復師が急激に増えた。
そのせいもあって、個人の整体院が開業したところで、競合店に埋もれてしまう可能性が高いだろう。

 

ちなみに、柔道整復師は、2年間で約4000人増え、それに伴い施術箇所が2500ヶ所増えたと発表された。

参考:平成28年衛生行政報告例

つまり、それだけライバルが増えたため、「うちの整体院はここにありますよ!」というアピールをしなければ、患者さんは来てくれないというわけだ。

2.どんぶり勘定

当たり前だが、営業を続けるためには、黒字経営をしていく必要がある。
しかし、意外と黒字経営のための数字の計算ができていない整体院が多い。
例えば、次のように事業計画が甘いと、廃業の道まっしぐらというわけだ。

 


・収支計算ができていない
・リピート戦略がない
・店舗の強みがあいまい


数字の計算は、正直頭が痛くなる。
しかし、営業を続けるためには避けては通れない道だ。

 


 

猿飛桃太郎(驚き)

そうか。
経営者としての力不足でみんな廃業していくんだな・・・。


鬼野右近(ベース)

その通りだ。
ここまでで廃業していく原因が分かったはずだ。
お前の頭なら、廃業させないためのポイントも、もうわかっただろ・・・?


猿飛桃太郎(驚き)

おっさん、俺を試してるのか?
それぐらい俺にもわかるぜ!


猿飛桃太郎(喜び)

廃業の原因を取りのぞけばいいってことだろ?


鬼野右近(驚き)

そのまんまじゃねェか!


鬼野右近(ベース)

お前には、もう少し勉強をしてもらう必要があるようだ。
次は、続いている整体院が共通してやっていることを伝えるぞ。
続いているお店は廃業の原因をなくす努力をしていることがわかるはずだ!

猿飛桃太郎が教えます!!

廃業せずに続いている整体院は「当たり前」ができている

5年以上続けられている整体院がやっていることは、次の3つだ!
これは、特別難しいことではなく、経営者として当たり前のこと。
この「当たり前」ができる整体院を目指せば、廃業せずに続けることができるだろう。

 


1.地域の特徴を把握している
2.事業計画ができている
3.地道にコツコツができている


 

1.地域の特徴を把握している

これは、廃業の原因でもあった「集客のための計画」にもつながるポイントだ。

地域の特徴を知ることで、その地域にあった宣伝の仕方を選ぶことができる。
また、その特徴によって、店を構える立地条件もかわってくるというわけだ。

とくに、地域の特徴をしらべるときは、以下のような項目を頭にいれておくといいだろう。

 


・どんな年齢層のひとが住んでいるのか
・車の利用者が多いのか、電車の利用者が多いのか
・どんな痛みを抱えている人が多いのか


年配のひとが多い地域であれば、ホームページではなく地域ビラで宣伝したり、電車での利用者が多いのであれば、駅から近い場所に店舗を構えるといった工夫が必要だ。

地域の特徴を把握できている整体院は、競合店に埋もれることなく、自分の店舗を効果的に宣伝することができている。
よって、新規の患者さんを集めるのに苦労しないというわけだ。

2.事業計画ができている

先ほども伝えたように、事業計画は経営者として避けては通れない道だ。
目標とする売り上げをあげるためには、1日何人の患者さんを診る必要があるのか。
また、そのためには単価をいくらにしないといけないのか。
こういった計算ができている経営者は、黒字経営をしていける可能性が高い。

よく、「近くに安い大手チェーンができたから」という理由で単価を下げる先生がいる。
焦る気持ちはわかるが、そもそも、個人店と大手チェーンでは、1日に診ることができる人数が違うため、価格対抗しようとするとすぐに負けてしまう。

続いているお店は、競合店があらわれても焦らず、自分が立てた事業計画を実行していく努力をしているぞ!

鬼野右近(ベース)

自費治療に移行する際の価格設定がわからないという先生は以下の記事を参考にしてくれ!

整骨院で自費移行をするための3つのノウハウとメリット・デメリットまとめ

3.地道にコツコツができている

営業を継続するためには、新規客だけでなくリピート客を増やしていく必要がある。
そのためには、目の前のお客さんとの信頼関係を築いていくことが重要になってくる。

相手を想う気持ちや相手のことを知ろうとする姿勢が信頼関係につながっていくだろう。
ちなみに、信頼関係を築くための近道はなく、地道にコツコツと信頼を積み上げてきた人だけが、リピート客を増やしていくことができるというわけだ!

 

鬼野右近(ベース)

もし、患者さんとコミュニケーションを取ることが苦手なら、次の記事を読んでみてくれ。
先生と患者さんとのあいだに強い信頼関係を築くことができるぞ!

会話が苦手な先生に読んでほしい!整骨院の問診がスムーズになるコツ

 


 

猿飛桃太郎(驚き)

なるほど・・・。
続いている整体院は、廃業の原因を取り払う努力をしているのか・・・!


鬼野右近(ベース)

そうだ。
それも、単なる努力ではなく、経営を続けていくための計算された努力だ。
お前みたいに行き当たりばったりなやつは、すぐにダメになる!


猿飛桃太郎(怒り)

俺が普段なにも考えてねェみたいじゃねェかよ!


鬼野右近(ベース)

違うのか?


猿飛桃太郎(怒り)

ぐぬぬ・・・。
俺も長くつづく整体院をつくれるように、今のうちに経営者としての力を身につけてやる。まずは、すでに開業している人に聞きに行くか。


鬼野右近(ベース)

桃太郎、お前の“それ”も経営者にとって大切なポイントだ。


猿飛桃太郎(驚き)

それ・・・?

鬼野右近が教えます!!

経営者に大切なのは、集めた情報をもとに行動すること!

鬼野右近(ベース)

”それ”というのは、お前の型破りな行動力のことだ。


猿飛桃太郎(喜び)

・・・。
おっさん、めずらしく俺をほめてくれてんのか?


鬼野右近(ベース)

・・・。
あまり言いたくはないが、お前の行動力は経営者にむいている。


猿飛桃太郎(喜び)

いやぁ・・・!
俺が経営者向きだってことは、うすうす気づいていたんだよなぁ。


鬼野右近(怒り)

調子にのるなッッ!!

猿飛桃太郎(驚き)

いてェっ・・・!!


猿飛桃太郎(驚き)

(なんで卍固めすんだよ・・・。)


鬼野右近(ベース)

こうやって、廃業の原因や継続の秘訣を調べても、行動にうつさないと意味がない。
情報を集め、計画し、行動にうつす・・・、これを何度も繰りかえすことによって、結果に繋がっていくんだ。


鬼野右近(ベース)

トライ&エラーを繰り返せッッ!!

 

 

数日後・・・

鬼野右近(ベース)

(なんだこのノートは。)
事業計画・・・?


猿飛桃太郎(驚き)

あっ、おっさん!
そのノートは・・・!!


鬼野右近(ベース)

なにを焦ってるんだ?
ちょっと拝見するぞ。

 

鬼野右近(怒り)

・・・。(怒)

 

鬼野右近が教えます!!

(番外編)鬼野治療院のスタッフ研修

猿飛桃太郎(無表情)

俺の知り合いの整体師で、独立して3年のやつがいるんだ。
最近、そいつの整体院の患者さんが減ったみてェで・・・、なんとかなんねェかな?


鬼野右近(ベース)

・・・。
そいつの店は、なんで患者さんが減ったんだ?


猿飛桃太郎(無表情)

最近、近所に自費治療を本格的にやっている整体院が増えたらしいんだ。
しかも、ホームページも金がかかってるみたいでよ・・・。


鬼野右近(ベース)

・・・。
なるほど。
それなら、手技で差別化するしかないようだな。


猿飛桃太郎(驚き)

手技で差別化・・・?


鬼野右近(ベース)

あぁ、そうだ。
この整体院が飽和している時代に、ライバル店を出し抜くには差別化が必要だ。


猿飛桃太郎(驚き)

あぁ、それはわかるぜ!
そいつも、USPとやらを考えて、差別化頑張ってるみてェだから。


鬼野右近(ベース)

その差別化だが、一番手っ取り早いのは「自院だけが対応できる症状」を作ることだ。


猿飛桃太郎(驚き)

自院だけが対応できる症状・・・?


鬼野右近(ベース)

そうだ。
例えば、次のような症状は改善できる整体院が少ないため、対応することさえできれば簡単に差別化が可能だ。

 


・自律神経症状
・精神疾患


 

鬼野右近(ベース)

整体院を経営されている先生の中には、上記の症状の改善に苦手意識を持っている先生が多い。
というのも、患者さんの中には、踏み込まれると心を取り乱すような事情を抱えている人がいるからだ。


猿飛桃太郎(無表情)

(うわっ・・・、俺も苦手だ。
前に患者さんに大泣きされたからな・・・。)


猿飛桃太郎(驚き)

でもよ、患者さんのトラウマなんかに触れずに、自律神経症状とか、精神疾患が改善できる手技なんてあるのか?


鬼野右近(ベース)

あぁ、ある。


猿飛桃太郎(驚き)

・・・!


鬼野右近(ベース)

その手技は、俺の仲間でもある「鈴木章生」先生が開発されたメソッドだ。
「精度」や「経験」がなくても、自律神経症状・精神疾患で悩んでいる患者さんを改善することができる。


鬼野右近(ベース)

ちなみに、鈴木章生先生とは、「モーションロック瞬間解除テクニック」という手技を開発し、「毎月500名の患者さんを施術・患者さん全体の80%が6回以上のリピート・月商250万円」という輝かしい実績をもつ愛知県・岡崎のカリスマ治療家だ。


猿飛桃太郎(驚き)

・・・!


鬼野右近(ベース)

この手技を身につけることができれば、急増する精神疾患・自律神経症状にアプローチできるようになり、他院との差別化や高単価、時短施術へ近くだろう。


猿飛桃太郎(驚き)

そ、その手技教えてくれよ!


鬼野右近(ベース)

いいだろう・・・。
その手技がこれだッッ・・・!

精神疾患・自律神経症状にアプローチできる手技の紹介はこちら