経営
猿飛桃太郎(ベース)

こんにちは!
俺の名前は猿飛桃太郎(さるとびももたろう)

突然ですが、先生はこれから分院展開を考えていませんか?

いま経営している院が軌道にのってきているため、この流れを利用して二店舗目にチャレンジしたいと考えているはず。

ただ、分院展開にリスクはつきものですよね。
というのも、安易に分院展開に踏み切ってしまえば、膨大な借金を抱えたまま閉院せざるを得ないこともあるからです。

まさに、攻めと守りの決断をためらっているのではないでしょうか・・・。

そんなあなたに知っておいてほしいのが、分院展開に挑戦するベストなタイミングです。
なぜなら、適切な分院展開のタイミングを知っておくことで、いまの経営に負担をかけることなく分院を成功させることができるからです。

また、分院展開が成功すれば、収入アップや新しい事業への取り組みなど、ひとり治療院では難しく感じていたことを実現することも可能になってきます。

そこで、今回は分院展開の成功確率をあげるためのベストなタイミングと今からできる事前準備をお伝えしていきます。
ぜひ、分院展開の成功確率を高めてくださいね。

それではまいります!

猿飛桃太郎が教えます!!

それはある日のお昼休みのこと・・・

 

プルルルル・・・

猿飛桃太郎(ベース)

はい、鬼野治療院です。


謎の人

お世話になっております、黒字不動産です。


猿飛桃太郎(ベース)

あ、どうも~!
どうされました?


謎の人

はい、今日はおすすめ物件のご案内をと思いまして。


猿飛桃太郎(驚き)

物件・・・?


謎の人

隣町に、治療院向けの物件がございまして。
鬼野治療院さんは分院展開などお考えではないでしょうか?


猿飛桃太郎(ベース)

(分院か・・・てことは俺が店長・・・?)
悪くねェな・・・!


謎の人

ほ、本当ですか・・・!?


猿飛桃太郎(喜び)

ふふふ。
実は、当院はこの俺が戦力になってからというもの、経営が上向きになっちゃってるんでね~。


謎の人

では、分院のご計画もされてらっしゃるのでしょうか?


猿飛桃太郎(驚き)

計画・・・?
お、おう。
まぁ、一応おっさん・・・あ、院長には伝えておくけど、前向きに検討させてもらうぜ。


謎の人

ありがとうございます。
では、ご連絡お待ちしております。

 

鬼のいる治療院

 

鬼野右近(無表情)

桃太郎、なんだ今の電話は。
分院とかなんとか・・・。


猿飛桃太郎(ベース)

おう、不動産屋からだったぜ。
分院の計画はねェのかって聞かれたから、前向きに検討しますって言っといたぜ!


鬼野右近(怒り)

おめェはまた勝手に・・・。
いい加減にしやがれッッ・・・!


猿飛桃太郎(無表情)

ひ、ひぃ・・・。
な、なんでそんなに怒鳴るんだよ・・・。


鬼野右近(無表情)

お前な・・・。
分院展開がどれだけ難しいものか知ってるのか!?


猿飛桃太郎(驚き)

大丈夫だって!
今の院と同じやり方でやればうまくいくはずだろ?


鬼野右近(ベース)

まったく、お前のような勘違いは分院展開に失敗するいい例だ。

鬼野右近が教えます!!

本院の経営が軌道に乗っていても、分院展開が成功するとは限らない

今の治療院が軌道に乗っている先生は、成功例があるから分院展開もうまくいくと考えがちだ。
特に、つぎのような勘違いを起こしている先生は安易に分院展開に踏み切る可能性があるため要注意だ。

 


  1. 年収が倍になる
  2. 集客には困らない

 

勘違い1:年収が倍になる

分院展開をしたからといって年収が倍になるわけではない。
なぜなら、分院を出せば分院長を雇わなければならず、それだけ人件費がかさむからだ。

経費の中で一番大きい人件費は経営を圧迫する要因のひとつにもなりかねない。
分院展開したせいで、今までよりも利益が出ないかもしれない・・・ということも頭に置いておいてほしい。

勘違い2:集客には困らない

現在の院の名前が知られているからといって、分院で集客しやすいわけではない。
というのも、現在の患者さんは今の院長についている患者さんであって、分院では分院長のファンを集める必要があるからだ。

また、地域によって効果的な集客も違うため、今の成功例が同じようにつかえるとは限らない。

 


 

猿飛桃太郎(ベース)

なるほどな・・・。
俺の考えが甘いっていうのはなんとなく分かったよ。
でも、ある程度の勢いも大事だと思うぜ・・・?


鬼野右近(ベース)

もちろん、タイミングが来ているのにも関わらず躊躇しているのはもったいない。
しかし、タイミングも来てねェのに踏み切るのは危険だ。


猿飛桃太郎(ベース)

タイミング・・・?


鬼野右近(ベース)

あぁ、そうだ。
それだけ分院展開は慎重に進めねェと痛い見目に合うということだ。
今から説明する3つの条件がクリアできたときこそ、分院展開に踏み切るタイミングだ!

鬼野右近が教えます!!

分院展開の成功確率をあげるためにクリアしておくべき3つの条件

分院展開の成功確率をあげるための条件は次の3つだ。

 


  1. 本院の経営が安定している
  2. 分院の目的がハッキリしている
  3. 分院長として任せられる人材がいる

 

1.本院の経営が安定している

分院展開するのであれば本院の経営が安定していることが大前提だ。
なぜなら、分院が軌道に乗るまでは本院の利益で運営をカバーしなければならないからだ。

もし、分院をカバーできるだけの利益が出ていないのに分院展開に踏み切ってしまうと、どちらも赤字経営になってしまう可能性がある。
その結果、借金だけ残して分院を閉院するという残念な結果なってしまうだろう。

よって、分院展開をする前に、まず分院をカバーできるだけの利益が出ているか十分にチェックしてみてほしい。

2.分院の目的がハッキリしている

分院展開の成功確率をあげるためには、分院を出す明確な理由があるかどうかも重要だ。
なぜなら、特に分院展開する理由もないのに、大きな費用をかけて分院を作る必要がないからだ。

例えば、「収入をあげたい」「規模を大きくしたい」などのざっくりとした目的しかない場合は分院展開をするタイミングではない。
逆に、本院では扱えていなかった症状への対応など、「分院展開しか選択肢がないといえるほどの目的」があるのであれば、分院展開の成功確率が上がるだろう。

3.すでに分院長として任せられる人材がいる

分院展開の成功確率をあげるには、分院を出す前に分院長候補を見つけなければならない。
というのも、先に分院展開をしてしまうと、分院を任せられる人材がおらず、先生自身の労力だけが増えてしまうからだ。

また、妥協して分院長を決めれば、仕事を任すことができず、あとで後悔することになる。
「この人に分院長をやってほしいから分院を出す」ぐらいの人材がいるのであれば分院展開を考えてもいいだろう。

 


 

猿飛桃太郎(ベース)

せっかく分院展開しても借金まみれになったら元も子もねェもんな。


鬼野右近(ベース)

もちろん、絶対に成功するという保証はない。
しかし、成功確率を高めることは可能だ。


猿飛桃太郎(無表情)

ん・・・?


鬼野右近(無表情)

・・・?


猿飛桃太郎(無表情)

いや、やっぱりそうか・・・。


鬼野右近(無表情)

どうした、神妙な面持ちをして。


猿飛桃太郎(驚き)

おっさん。
てことは、うちの治療院はもう分院展開を考えてもいいタイミングなんじゃねェか?


鬼野右近(ベース)

なぜだ・・・?


猿飛桃太郎(喜び)

俺という最高の人材に巡り合えたじゃねェか・・・!

鬼野右近(ベース)

お前が分院長だと?
うっ・・・、もうすでに赤字経営が見えてきた・・・。


猿飛桃太郎(怒り)

・・・。
俺が独立してから、惜しんでも遅いんだからなッ!


鬼野右近(ベース)

まぁ、そうムキになるな。
俺が、分院展開をしないのには理由がある。


猿飛桃太郎(驚き)

・・・?


鬼野右近(ベース)

今は経営者業に専念したいわけではないからだ。

猿飛桃太郎が教えます!!

整体院の分院展開に向いているのは経営者業を楽しめる人

分院展開に向いている人は、経営者業に専念してもいいという人だ。
なぜなら、分院展開をすると経営者としての仕事が増えるため、プレイヤーとしての仕事を減らさざるを得なくなるからだ。

もしも先生が分院展開をすれば、患者さんと関わる時間よりも、本院と分院の経営を安定させることやスタッフ育成の時間が多くなるだろう。
しかし、先生の治療家としての幸せが、患者さんと密に関わることや、自分の手で患者さんを治すことなのであれば、個人治療院でプレイヤーのままでいた方がやりがいを感じる場合もある。

よって、分院展開を試みる前に、自分はどの位置で仕事をしていきたいのかよく考えてみてくれ。

 


 

猿飛桃太郎(喜び)

・・・。
なるほどな、おっさんの熱い想い、伝わったぜ・・・!
まだまだ俺と一緒にプレイヤーとして頑張ろうな!


鬼野右近(ベース)

・・・。
お前は何様のつもりなんだ。


猿飛桃太郎(ベース)

ちなみに、分院展開したいけどまだタイミングじゃない人が何かやっておけることはねェのか?
俺も将来、分院展開をすることになるかもしれねェからさ!


鬼野右近(ベース)

もちろんある。
本院でのステップアップを測ることで、スムーズに分院展開に踏み切れる。

鬼野右近が教えます!!

本院をステップアップさせることで分院展開の勢いがつく

分院展開に目を向ける前に、本院をステップアップさせられないか考えてみてほしい。
ちなみに、本院のステップアップとは以下のような例がある。

 


  1. スタッフの雇用
  2. 治療単価のアップ

 

1.スタッフの雇用

スタッフを雇用することで、今までひとりでやってきた業務を任せることができる。
すると、時間に余裕ができ、セミナー活動や訪問治療など今まで以上に治療院の名を広めることができる。

また、雇用したスタッフが分院長としてふさわしい人材に育つ可能性もでてくる。

2.単価アップ

単価アップをすることで、単純に利益が増えるよな。
利益が増えれば、分院展開をするときの余剰金として蓄えておくことができる。

分院展開には大きな資金と、分院をカバーできるだけの資本力が必要だ。
本院を十分に成長させたうえで、分院展開をおこなうと成功する確率が高くなるだろう。

 


 

猿飛桃太郎(ベース)

なるほどな・・・。
じゃあ、さっそく敏腕経営者になるための準備でもしておこう・・・。

 

 

鬼野右近が教えます!!

(番外編)鬼野治療院のスタッフ研修

猿飛桃太郎(無表情)

俺の知り合いの整体師で、独立して3年のやつがいるんだ。
最近、そいつの整体院の患者さんが減ったみてェで・・・、なんとかなんねェかな?


鬼野右近(ベース)

・・・。
そいつの店は、なんで患者さんが減ったんだ?


猿飛桃太郎(無表情)

最近、近所に自費治療を本格的にやっている整体院が増えたらしいんだ。
しかも、ホームページも金がかかってるみたいでよ・・・。


鬼野右近(ベース)

・・・。
なるほど。
それなら、手技で差別化するしかないようだな。


猿飛桃太郎(驚き)

手技で差別化・・・?


鬼野右近(ベース)

あぁ、そうだ。
この整体院が飽和している時代に、ライバル店を出し抜くには差別化が必要だ。


猿飛桃太郎(驚き)

あぁ、それはわかるぜ!
そいつも、USPとやらを考えて、差別化頑張ってるみてェだから。


鬼野右近(ベース)

その差別化だが、一番手っ取り早いのは「自院だけが対応できる症状」を作ることだ。


猿飛桃太郎(驚き)

自院だけが対応できる症状・・・?


鬼野右近(ベース)

そうだ。
例えば、次のような症状は改善できる整体院が少ないため、対応することさえできれば簡単に差別化が可能だ。

 


・自律神経症状
・精神疾患


 

鬼野右近(ベース)

整体院を経営されている先生の中には、上記の症状の改善に苦手意識を持っている先生が多い。
というのも、患者さんの中には、踏み込まれると心を取り乱すような事情を抱えている人がいるからだ。


猿飛桃太郎(無表情)

(うわっ・・・、俺も苦手だ。
前に患者さんに大泣きされたからな・・・。)


猿飛桃太郎(驚き)

でもよ、患者さんのトラウマなんかに触れずに、自律神経症状とか、精神疾患が改善できる手技なんてあるのか?


鬼野右近(ベース)

あぁ、ある。


猿飛桃太郎(驚き)

・・・!


鬼野右近(ベース)

その手技は、俺の仲間でもある「鈴木章生」先生が開発されたメソッドだ。
「精度」や「経験」がなくても、自律神経症状・精神疾患で悩んでいる患者さんを改善することができる。


鬼野右近(ベース)

ちなみに、鈴木章生先生とは、「モーションロック瞬間解除テクニック」という手技を開発し、「毎月500名の患者さんを施術・患者さん全体の80%が6回以上のリピート・月商250万円」という輝かしい実績をもつ愛知県・岡崎のカリスマ治療家だ。


猿飛桃太郎(驚き)

・・・!


鬼野右近(ベース)

この手技を身につけることができれば、急増する精神疾患・自律神経症状にアプローチできるようになり、他院との差別化や高単価、時短施術へ近くだろう。


猿飛桃太郎(驚き)

そ、その手技教えてくれよ!


鬼野右近(ベース)

いいだろう・・・。
その手技がこれだッッ・・・!

精神疾患・自律神経症状にアプローチできる手技の紹介はこちら