集患
猿飛桃太郎(ベース)

こんにちは!
俺の名前は猿飛桃太郎(さるとびももたろう)

突然ですが、あなたは「サンキューレター」の書き方がわからなくて困っていませんか?
サンキューレターとは、はじめて来院していただいた患者さんへあてた、感謝の手紙のこと。
サンキューレターを送ることで、あなたの存在を患者さんの記憶に残すことができ、2回目の来院につながりやすくなるんです!

ただし、書き方を誤れば、患者さんに手紙を読んでもらうこともできず、ただの紙切れになってしまいます。
また、それだけでなく、患者さんから悪い口コミが広まる可能性だってあるんです・・・。

そこで、今回はうちの院長に教わった「心に響くサンキューレターを書くコツ」をお伝えします。
ぜひ、患者さんとの距離を縮め、リピートにつなげていってくださいね!

それではまいります!

鬼野右近が教えます!!

今回の登場人物

猿飛桃太郎(ベース)

猿飛桃太郎(22)

鬼野治療院の見習い治療家
平昌五輪でカーリングの大ファンに。

鬼野右近(ベース)

鬼野右近(45)

鬼野治療院の院長
平昌五輪の羽生くんを観て、鬼の目にも涙

猿飛桃太郎が教えます!!

ある日、最後の患者さんが帰ったあとのこと・・・

猿飛桃太郎(無表情)

ふぅ・・・。
(今日は新患さんが多くてヘトヘトだぜェ~・・・。)


鬼野右近(ベース)

お前が今日受け持った新患さんは5名だったな・・・。


猿飛桃太郎(ベース)

そだね〜。


鬼野右近(ベース)

平昌オリンピックの影響を受けすぎだ。


猿飛桃太郎(ベース)

そだね〜。


鬼野右近(怒り)

・・・。(怒)


猿飛桃太郎(驚き)

ヒッ。


鬼野右近(ベース)

お前も最近、新患さんを診ることが増えてきたし、そろそろリピートにつなげる仕掛けが必要だな。


猿飛桃太郎(驚き)

リピートにつなげる仕掛け・・・?


鬼野右近(ベース)

あぁ、そうだ。
患者さんが何度もリピートしてくれる治療院こそ、良い治療院だと言える。


猿飛桃太郎(ベース)

ふむふむ。
で、どうやってリピートしてもらうんだ・・・?


鬼野右近(ベース)

今回はサンキューレターを使う。


猿飛桃太郎(驚き)

サンキューレター・・・!?


猿飛桃太郎(ベース)

感謝の手紙ってことか!
もしかして、おっさんがいつも書いてる手紙のことかよ?


鬼野右近(ベース)

そうだ。
普段の問診や施術に合わせて、サンキューレターを書くことで、リピートしてもらえる確率がたかくなる。


猿飛桃太郎(驚き)

・・・!


鬼野右近(ベース)

今日の新患さん5名にリピートしてもらえるようなサンキューレターを明日までに書いておくんだな。


猿飛桃太郎(喜び)

まかせとけって!
俺のサンキューレターで全員リピート確定だ!

 

鬼のいる治療院

 

猿飛桃太郎(ベース)

言われた通り、サンキューレター書いてきたぜ!


鬼野右近(ベース)

自信に満ち溢れてるじゃねェか。
・・・どれどれ?


猿飛桃太郎(ベース)

いい感じだろ?

〇〇様
先日は、ご来院いただきましてありがとうございました!
慢性的な痛みは、1回やそこらでは絶対に治りません。
なので、1週間以内に必ず予約してくださいね!

鬼野右近(驚き)

・・・。


猿飛桃太郎(驚き)

・・・?


鬼野右近(無表情)

残念だが、ゴミ箱いきだ。


猿飛桃太郎(驚き)

・・・!?


鬼野右近(ベース)

こんなサンキューレターで、患者さんのハートをつかめると思っているのか!?
この手紙はただのセールスレターだ。


猿飛桃太郎(驚き)

な、なんでだよ!
おっさんがの言う通り、「リピートにつながるように」書いてきたんだぞ・・・!


鬼野右近(無表情)

・・・。


鬼野右近(ベース)

確かに、サンキューレターはリピートを増やす効果がある。
しかし、「リピートを増やす」ということに焦点をあてても、リピートは増えない。


猿飛桃太郎(驚き)

な、なんだでよ!
言ってることが矛盾してんぞ・・・!


鬼野右近(ベース)

リピートを増やすレターの本質は、相手の気持ちに寄りそうことだッッ・・・!

鬼野右近が教えます!!

サンキューレターでリピートを増やしたいなら一方的なセールスレターではダメ!

桃太郎は、リピートにつなげると聞いて「来てください・・・!」というアピールが強くなってしまった。
そのため、サンキューレターがセールスレターになってしまったというわけだ。

しかし、リピート目的だからといって、いかにも売り込み文句のようなサンキューレターを送るのはよくない。
なぜなら、患者さんもひとりの人間なため、しつこく売り込みをされると、嫌悪感を抱いてしまうからだ。
例えば、家に保険の営業マンが来て、永遠と「ウチの保険は~」と売り込まれると買いたくなくなる。

だからこそ、サンキューレターは売り込み文句ではなく、「数ある治療院の中からウチの院を選んでくれてありがとう」と心を込める必要がある。
感謝の気持ちがこもった手紙をもらった患者さんは、初回来店時よりも、さらに心を開いてくれるだろう。
よって、結果的に、売り込んだレターに比べて、そっちの方が患者さんのリピートにつながるというわけだ。

 


 

猿飛桃太郎(ベース)

確かに、一方的に売り込みされると冷めちまうもんな。


猿飛桃太郎(驚き)

でもよ、おっさん。
相手を思いやる気持ちだけではリピートにつながるとは思えねェけど?


猿飛桃太郎(ベース)

なぜそう思う?


猿飛桃太郎(無表情)

やっぱ、「次はいつ来れますか?」って積極的に誘わねぇと、来てくれねェと思うんだよな・・・。


鬼野右近(ベース)

お前、女の子とデートをしたことはあるか?


猿飛桃太郎(ベース)

おい、俺をバカにすんなよ?
俺を誰だと思ってんだ?
俺は鬼ヶ島を代表するイケm・・・


鬼野右近(ベース)

初デートのあと、まだ何も関係性が作れてねェ相手から、一方的に次の誘いが来たらどう思うんだ?


猿飛桃太郎(驚き)

・・・?


鬼野右近(ベース)

例えば、LINEで「次はいつあいてる?」「私、次はここのディナーに行きたいの!」「今日は暇?」と連続メッセージが送られてきたらどうだ?


猿飛桃太郎(無表情)

俺のこと何も考えてくれてねぇなって思う・・・。


鬼野右近(ベース)

だろう。
そんな相手ともう一度デートしたいと思うか?


猿飛桃太郎(無表情)

思わねェ・・・。


鬼野右近(ベース)

お前が書いたサンキューレターも同じだ。
一方的な内容では、心に響かないどころか、相手の気持ちを冷めてさせてしまう。


猿飛桃太郎(驚き)

(だから俺、いつも2回目のデート断られるんだな・・・。)


鬼野右近(ベース)

安心しろ。
サンキューレターを書くときのポイントさえ押さえておけば、デートの誘いがヘタなお前でも、相手の心に響かせることができる。


猿飛桃太郎(驚き)

(バレてんじゃん・・・!)

猿飛桃太郎が教えます!!

心に響くサンキューレターを書くなら「患者さんへの思いやり」が伝わるようにしよう!

患者さんの心に響くサンキューレターを書くには、次の5つのポイントをおさえておいてほしい。

 


1.売り込み言葉をいれない
2.手書きで書く
3.パーソナルメッセージをいれる
4.専門家からのアドバイスをいれる
5.顔写真をいれる


 

ひとつひとつ説明していこう。

1.売り込み言葉をいれない

売り込み言葉とは、「またお待ちしております」や「次回のご予約ですが・・・」などの、お店側の利益につながるような言葉のことだ。

売り込み言葉を入れると、先ほど桃太郎が書いたレターのように、患者さんを冷めさせてしまう。
特に意識しなければ、ついつい入れてしまいがちな言葉なので、注意しておいてほしい。

2.手書きで書く

人の手で書いた文字には、読み手の心を動かす力がある。
例えば、パソコンから送られてくるメールよりも、幼馴染から送られてくる手書きの手紙の方が、温かみを感じるよな。
ぜひ、サンキューレターを書くときは、できる限り手書きで書いて欲しい。

ちなみに、手書きの手紙は、手に取って読んでもらいやすいという利点もある。
そのため、内容はともかくとして、一度は目を通してもらえるだろう。

3.パーソナルメッセージをいれる

「パーソナルメッセージ」とは、その患者さんだけに向けた言葉のことだ。
パーソナルメッセージを入れることによって、読み手は「自分のためだけに書いてくれた」と理解できるため、特別感を感じることができる。

例えば、来院時に話した日常会話や、患者さんのもっている痛みの話などを入れるといいだろう。
ちょっとした思いやりが、患者さんの大きな感動につながるんだ。

4.専門家からのアドバイスをいれる

専門家からのアドバイスとは、例えば次のような内容だ。

 


・患者さんへおこなった治療の説明
・普段の生活で気を付けてほしいこと


 

サンキューレターの目的は、リピートにつなげることだ。
ただただ、患者さんとの思い出話を書けばいいというわけでもない。

そこで、オススメなのが、専門家からのアドバイスをいれるということ。
アドバイスを加えることで、信頼関係がぐっと強まり「この先生に、またお願いしたい」と思ってもらえるわけだ。

5.顔写真をいれる

顔写真をいれることで、患者さんが整体院に行ったときのことを鮮明に思い出すことができる。
手紙の中で、先生と会っている感覚になれば、次の来院がしやすくなるだろう。

 


 

猿飛桃太郎(喜び)

なるほどなッ!
ポイントが分かれば、俺にも書けそうな気がしてきたぞ!


鬼野右近(ベース)

調子いいじゃねぇか。


猿飛桃太郎(ベース)

・・・で、このポイントをおさえて書くとどんな文章になるんだ?


鬼野右近(怒り)

お前・・・。
ちったぁ、自分で考えてみろッッ・・・!!


猿飛桃太郎(驚き)

ヒィ・・・。


猿飛桃太郎(無表情)

だって、聞いた方が早ェんだもん。


鬼野右近(無表情)

お前ってヤツは・・・!

鬼野右近が教えます!!

整体院におけるサンキューレターの例文

先ほどのポイントも踏まえたうえで、サンキューレターを書くとこのようになる。

○○○○様
先日は、お足元の悪い中、ご来院いただき、誠にありがとうございました。
長年の腰痛から解放されたい!というお気持ちから、私の話を真剣に聞いてくださったこと、大変うれしく思っています。
○○様の場合、お仕事での荷物運びが、腰痛の一番の原因になっておりますので、無理しすぎないようお気をつけください。
○○様のご健康を心から祈っています。

売り込みの言葉はいっさいなく、相手の気持ちによりそった文章になっていることがわかるだろう。
また、来院時の様子や、その人がもっている症状の話など、パーソナルメッセージが手紙の中心になっていることもよくわかる。
さらには、専門家からのアドバイスもはいっているため、患者さんからの信頼度が一気に高まるはずだ。

このようなサンキューレターをもらった患者さんは、「先生が自分のことを思って書いてくれた」と感じることができるため、信頼関係が深まり、リピートしてもらいやすくなるというわけだ。

 


 

猿飛桃太郎(喜び)

さっすが、おっさん!
文章にまとまりがあるねぇ~。


鬼野右近(ベース)

当たり前だ。
俺は、サンキューレターのおかげで何万人もの患者さんにリピートしてもらっているからな。


猿飛桃太郎(ベース)

俺、昨日の新患さんへのサンキューレター、家に持ち帰ってじっくり書いてくるよ!


鬼野右近(ベース)

どれくらいの時間で書けそうだ?


猿飛桃太郎(ベース)

1週間もありゃ書けるぜ!


鬼野右近(ベース)

遅い。


猿飛桃太郎(驚き)

んぁ!?
じゃあ、5日!


鬼野右近(ベース)

遅い。


猿飛桃太郎(驚き)

待てよ!
じゃあ、いつまでに書けばいいんだよ!


鬼野右近(ベース)

来院後3日以内に自宅に届くように投函しろ。


猿飛桃太郎(驚き)

み、み、み、3日・・・!?

鬼野右近が教えます!!

先生の存在を患者さんの記憶にとどめておけるタイムリミットは3日!その前にサンキューレターを投函せよ!

今回、桃太郎は新患さんに親身になって接客した。
しかし、残念ながら、患者さんはすぐに桃太郎のことを忘れてしまう。
ちなみに、患者さんが先生のことを忘れてしまう期間の目安は3日といわれている。
そのため、3日以内に患者さんのもとにレターが届くようにしてほしい。

 


 

猿飛桃太郎(ベース)

そんなすぐに忘れてしまうもんかよ?


鬼野右近(ベース)

ちょうどいい。
お前、3日前に俺と飯にいっただろう。


猿飛桃太郎(ベース)

おう・・・。


鬼野右近(ベース)

お前は、そのとき「こんなうまいものは初めて食べた!」と感動していた。
しかし、もうその時の感動はうすれてしまっているだろう。


猿飛桃太郎(ベース)

・・・。


鬼野右近(ベース)

サンキューレターは必ず3日以内に投函するんだな。

 

1週間後・・・

 

おばあさん

こんにちは~。
猿飛先生はいらっしゃる?


猿飛桃太郎(ベース)

あ!
どうもこんにちは!


猿飛桃太郎(喜び)

(この間サンキューレターを出した患者さんじゃねぇか!)


おばあさん

こんなお手紙をもらったもんだから、うれしくてね。
また、あなたに会いに来たくなっちゃったのよ。


猿飛桃太郎(喜び)

・・・!(照)
ありがとうございます!


猿飛桃太郎(ベース)

それでは、こちらへどうぞ。

 

ヒラヒラヒラ・・・

 

 

鬼野右近(ベース)

ん、さっきの患者さんが落としたものか?
なんだ。桃太郎が書いたレターじゃないか。


鬼野右近(ベース)

どれどれ・・・。

 

鬼野右近が教えます!!

(番外編)鬼野治療院のスタッフ研修

猿飛桃太郎(無表情)

俺の知り合いの整体師で、独立して3年のやつがいるんだ。
最近、そいつの整体院の患者さんが減ったみてェで・・・、なんとかなんねェかな?


鬼野右近(ベース)

・・・。
そいつの店は、なんで患者さんが減ったんだ?


猿飛桃太郎(無表情)

最近、近所に自費治療を本格的にやっている整体院が増えたらしいんだ。
しかも、ホームページも金がかかってるみたいでよ・・・。


鬼野右近(ベース)

・・・。
なるほど。
それなら、手技で差別化するしかないようだな。


猿飛桃太郎(驚き)

手技で差別化・・・?


鬼野右近(ベース)

あぁ、そうだ。
この整体院が飽和している時代に、ライバル店を出し抜くには差別化が必要だ。


猿飛桃太郎(驚き)

あぁ、それはわかるぜ!
そいつも、USPとやらを考えて、差別化頑張ってるみてェだから。


鬼野右近(ベース)

その差別化だが、一番手っ取り早いのは「自院だけが対応できる症状」を作ることだ。


猿飛桃太郎(驚き)

自院だけが対応できる症状・・・?


鬼野右近(ベース)

そうだ。
例えば、次のような症状は改善できる整体院が少ないため、対応することさえできれば簡単に差別化が可能だ。

 


・自律神経症状
・精神疾患


 

鬼野右近(ベース)

整体院を経営されている先生の中には、上記の症状の改善に苦手意識を持っている先生が多い。
というのも、患者さんの中には、踏み込まれると心を取り乱すような事情を抱えている人がいるからだ。


猿飛桃太郎(無表情)

(うわっ・・・、俺も苦手だ。
前に患者さんに大泣きされたからな・・・。)


猿飛桃太郎(驚き)

でもよ、患者さんのトラウマなんかに触れずに、自律神経症状とか、精神疾患が改善できる手技なんてあるのか?


鬼野右近(ベース)

あぁ、ある。


猿飛桃太郎(驚き)

・・・!


鬼野右近(ベース)

その手技は、俺の仲間でもある「鈴木章生」先生が開発されたメソッドだ。
「精度」や「経験」がなくても、自律神経症状・精神疾患で悩んでいる患者さんを改善することができる。


鬼野右近(ベース)

ちなみに、鈴木章生先生とは、「モーションロック瞬間解除テクニック」という手技を開発し、「毎月500名の患者さんを施術・患者さん全体の80%が6回以上のリピート・月商250万円」という輝かしい実績をもつ愛知県・岡崎のカリスマ治療家だ。


猿飛桃太郎(驚き)

・・・!


鬼野右近(ベース)

この手技を身につけることができれば、急増する精神疾患・自律神経症状にアプローチできるようになり、他院との差別化や高単価、時短施術へ近くだろう。


猿飛桃太郎(驚き)

そ、その手技教えてくれよ!


鬼野右近(ベース)

いいだろう・・・。
その手技がこれだッッ・・・!

精神疾患・自律神経症状にアプローチできる手技の紹介はこちら