器具の選び方
猿飛桃太郎(ベース)

こんにちは!
俺の名前は猿飛桃太郎(さるとびももたろう)

突然ですが、あなたは施術をするときの服装に迷っていませんか・・・?
整体師は服装の決まりがなく、ファッションについては比較的自由な職業ですよね。
しかしながら、それがアダとなり、どれを選べばよいのか分からないという方も多いでしょう。

さて、そんな施術者の服装ですが、実は患者さんからの第一印象を決める重要アイテムのひとつ。
というのも、ヒトの第一印象は、約5割が視覚からの情報で決まると言われており、服装も視覚情報のひとつに当てまるからです。
そのため、せっかく来院につながっても、服装の選択を失敗したせいで第一印象が悪くなり、今後のリピートに影響が出ることがあるんです・・・。

一方、瀬術者の服装が与える印象を理解し、ターゲット層にあわせた服選びをすれば、患者さんに好印象を与え警戒心を取り除くことができます。

とはいえ、自院ではどんな服装を採用すればいいのかわかりませんよね・・・。
そこで、今回の記事では整体師の服装が与える印象と、患者さんに嫌がられないためのポイントをお伝えしていきます。

ぜひ、あなたの院の服装を決めるときの参考にしてくださいね。

それではまいります!

今回の登場人物

猿飛桃太郎(ベース)

猿飛桃太郎(22)
鬼野治療院の見習い治療家

鬼野右近(ベース)

鬼野右近(45)
鬼野治療院の院長

鬼野右近が教えます!!

なにやら様子のおかしい桃太郎が出勤してきました・・・

猿飛桃太郎(喜び)

おはよーっす!


鬼野右近(ベース)

今日はやけに早いじゃねぇか・・・ってなんだその格好は!

鬼野右近(驚き)

なんだその格好は・・・!?


猿飛桃太郎(ベース)

おっさん、昨日テレビ見なかったのか・・・?


鬼野右近(ベース)

・・・?


猿飛桃太郎(ベース)

最近、私服で診察をする医師が増えてきてるんだってよ!
白衣よりも患者さんの心を和らげる効果があるらしいんだぜ!


鬼野右近(ベース)

・・・?


猿飛桃太郎(無表情)

・・・そんだけ。


鬼野右近(怒り)

このバカやろーッッッッ・・・!!

 

鬼のいる治療院

 

猿飛桃太郎(怒り)

・・・ってェな。
何すんだよ・・・!


鬼野右近(ベース)

今すぐ着替えてこい。


猿飛桃太郎(無表情)

なんでだよ。


鬼野右近(ベース)

確かに私服は患者さんに親近感を与えられてリラックス効果があるかもしれない。
しかし、それは正確な根拠をもとに服装を選んだ場合に限る。


猿飛桃太郎(驚き)

正確な根拠・・・?


鬼野右近(ベース)

あぁ、そうだ。
お前のセンスで選んだ服装では、逆に患者さんに不信感を与えてしまうだろう。


猿飛桃太郎(ベース)

でもさ・・・おっさんのセンスに言われたかねェけど。


鬼野右近(ベース)

・・・なんだと?


猿飛桃太郎(無表情)

(ヒッ・・・)
ごめんなさい。

猿飛桃太郎が教えます!!

第一印象は視覚からの情報が55%!服選びが患者さんへ与える印象を左右させる

アメリカの心理学者「アルバート・メラビアン氏」の研究によると、人に与える印象のきっかけとなる情報がつぎのような割合になっている。

 


  • 視覚情報:55%
  • 聴覚情報:38%
  • 言語情報:7%

 

つまり、ヒトの第一印象は話している内容よりも、髪型やメイク、服装など目から入る情報でほとんど決まるということだ。

例えば、金髪にイカついアクセサリーをつけた状態と、黒髪にスーツを着用している状態では後者のほうが誠実でまじめな印象をうけるだろう。
このように、我々は自然と目から入る情報で人の性格まで判断している。

第一印象がよくないと患者さんが不安や警戒心が大きくなり、心をシャットアウトしてしまう。
その結果、質のいい問診をすることができずに治療効果が半減してしまうのさ。
また、一度決まった第一印象は簡単には変えられないため、リピートしてもらえる可能性が低くなってしまうだろう。

 


 

猿飛桃太郎(ベース)

じゃあさ、おっさんも見た目変えたほうがいいんじゃねェの・・・?


鬼野右近(ベース)

・・・。
俺はこれがウリだ。


猿飛桃太郎(ベース)

・・・。
じゃあ、整体師はどんな服装をすれば患者さんに好印象を与えられるんだよ!


鬼野右近(ベース)

そうだな。
どんな服装にせよ、メリットとデメリットがある。
それを理解したうえでターゲット層に合わせた服装選びをするといいだろう。

猿飛桃太郎が教えます!!

整体師の服装を選ぶときに知っておきたいそれぞれのメリット・デメリット

整体師に使われやすい服装は、それぞれ以下のようなメリットとデメリットが存在する。

メリット デメリット
白衣 ・患者さんに清潔感を与えることができる
・マジメな印象を与えられるので信頼できそうと思ってもらえる
・病院で診察を受ける感覚になるため患者さんが構えてしまうことがある
・汚れが目立つので常に真っ白を保つ必要がある
ジャージ 働きやすい ・ラフさがゆえにだらしない印象を与えやすい
私服 ・親近感を与えられるので患者さんがリラックスできる ・ファッションセンスが問われるため印象の良し悪しが分かれやすい
スクラブ・ケーシー ・患者さんにはマジメで清潔な印象を与えつつ、着用者はTシャツのような感覚でラフに着られる ・種類が豊富なためサイズや素材選びで失敗しがち

ちなみにスクラブとは首元がVネック、ケーシーはハイネックになっている半袖の医療用ユニフォームのことだ。
最近では動きやすさと患者さんの緊張の緩和のために、スクラブやケーシーを採用している医療機関が増えてきている。

このように、それぞれの服装の特徴を把握し、自院にふさわしい服装選びをするようにするといいだろう。

 


 

猿飛桃太郎(ベース)

・・・。
なるほどな。


鬼野右近(ベース)

とりあえず、お前にはファッションセンスの「セ」の字もない。
よって、センスの問われる私服だけはやめておくのが無難だろう。


猿飛桃太郎(無表情)

・・・。
でも俺は患者さんに好印象をもってもらいてェんだよ。
堅苦しいのは患者さんが緊張しちまうだろ・・・?


鬼野右近(ベース)

桃太郎、患者さんに好印象を与えるには何も、服装選びが全てではない。
たとえありがちな服装でも、色を工夫だけで患者さんの緊張や不安を取り除くことができる。


猿飛桃太郎(驚き)

色・・・?


鬼野右近(ベース)

あぁ、俺が施術者におすすめしたい服装の色は紺色だ。
紺色は患者さんに信頼感を与えるベストカラーだ。

鬼野右近が教えます!!

初対面の患者さんに信頼感を与えるおすすめカラーは紺色!

患者さんに好印象を与えるおすすめカラーは紺色だ。
なぜなら、青系統の服には「信頼」「誠実」といったイメージがあるからだ。
また、青色が濃いほどそのイメージは強くなるため紺色が一番施術服に向いているだろう。

ちなみに、リクルートスーツに紺色が選ばれやすいのも、相手に信頼や誠実といった印象をもってもらうためだ。
不安と緊張の中来院する患者さんに「信頼感」という第一印象は大きなポイントといえるだろう。

 


 

鬼野右近(ベース)

ちなみに、身だしなみという観点で言うと、服装よりも大切にしておくべきことがある。
桃太郎・・・、何のことだか分かるか・・・?


猿飛桃太郎(ベース)

うーーん、なんだろうな。
服装以外で言うと、ニオイがきつい人は苦手だな・・・。


鬼野右近(ベース)

良いところを突くじゃないか。
その通りだ。


猿飛桃太郎(驚き)

・・・?


鬼野右近(ベース)

俺たちのような施術者は、初対面の患者さんと接する。
そのため、服装よりも先に清潔感に配慮する必要がある。

猿飛桃太郎が教えます!!

第一印象に悪影響を与えないために清潔感に気を配れ!

「AOKI就活マガジン」によると、第一印象に影響する見た目や仕草ワースト5の第1位が「シャツやスーツ、靴が汚れていること」となっている。

つまり、不潔な身だしなみは、一瞬で相手に嫌われてしまう要因となるということだ。
特に、整体は人のからだに触れるため施術者に不潔感を感じると、“自分のからだに触れてほしくない”と拒否反応がおこるため、施術効果にも影響がでてくる。

ちなみに、不潔感を抱く服装とは以下のような状態があるときに感じやすい。

 


  • シミや汚れがついている
  • くたびれた服を着ている
  • 汗や食べ物の臭いがついている

 

そこで、施術着は“しわになりにくい”“ガシガシ洗っても丈夫”など清潔感を保ちやすい素材を選ぶようにするといいいだろう。
また、服装以外でも靴や髪、爪なども不潔感を抱きやすい場所なので清潔に保つよう心掛けてほしい。

 

 

次の日・・・

 

 

鬼野右近が教えます!!

(番外編)鬼野治療院のスタッフ研修

猿飛桃太郎(無表情)

俺の知り合いの整体師で、独立して3年のやつがいるんだ。
最近、そいつの整体院の患者さんが減ったみてェで・・・、なんとかなんねェかな?


鬼野右近(ベース)

・・・。
そいつの店は、なんで患者さんが減ったんだ?


猿飛桃太郎(無表情)

最近、近所に自費治療を本格的にやっている整体院が増えたらしいんだ。
しかも、ホームページも金がかかってるみたいでよ・・・。


鬼野右近(ベース)

・・・。
なるほど。
それなら、手技で差別化するしかないようだな。


猿飛桃太郎(驚き)

手技で差別化・・・?


鬼野右近(ベース)

あぁ、そうだ。
この整体院が飽和している時代に、ライバル店を出し抜くには差別化が必要だ。


猿飛桃太郎(驚き)

あぁ、それはわかるぜ!
そいつも、USPとやらを考えて、差別化頑張ってるみてェだから。


鬼野右近(ベース)

その差別化だが、一番手っ取り早いのは「自院だけが対応できる症状」を作ることだ。


猿飛桃太郎(驚き)

自院だけが対応できる症状・・・?


鬼野右近(ベース)

そうだ。
例えば、次のような症状は改善できる整体院が少ないため、対応することさえできれば簡単に差別化が可能だ。

 


・自律神経症状
・精神疾患


 

鬼野右近(ベース)

整体院を経営されている先生の中には、上記の症状の改善に苦手意識を持っている先生が多い。
というのも、患者さんの中には、踏み込まれると心を取り乱すような事情を抱えている人がいるからだ。


猿飛桃太郎(無表情)

(うわっ・・・、俺も苦手だ。
前に患者さんに大泣きされたからな・・・。)


猿飛桃太郎(驚き)

でもよ、患者さんのトラウマなんかに触れずに、自律神経症状とか、精神疾患が改善できる手技なんてあるのか?


鬼野右近(ベース)

あぁ、ある。


猿飛桃太郎(驚き)

・・・!


鬼野右近(ベース)

その手技は、俺の仲間でもある「鈴木章生」先生が開発されたメソッドだ。
「精度」や「経験」がなくても、自律神経症状・精神疾患で悩んでいる患者さんを改善することができる。


鬼野右近(ベース)

ちなみに、鈴木章生先生とは、「モーションロック瞬間解除テクニック」という手技を開発し、「毎月500名の患者さんを施術・患者さん全体の80%が6回以上のリピート・月商250万円」という輝かしい実績をもつ愛知県・岡崎のカリスマ治療家だ。


猿飛桃太郎(驚き)

・・・!


鬼野右近(ベース)

この手技を身につけることができれば、急増する精神疾患・自律神経症状にアプローチできるようになり、他院との差別化や高単価、時短施術へ近くだろう。


猿飛桃太郎(驚き)

そ、その手技教えてくれよ!


鬼野右近(ベース)

いいだろう・・・。
その手技がこれだッッ・・・!

精神疾患・自律神経症状にアプローチできる手技の紹介はこちら