セミナー
猿飛桃太郎(ベース)

こんにちは!
俺の名前は猿飛桃太郎(さるとび ももたろう)

突然ですが、あなたは、どんな手技セミナーに参加すればいいか迷っていませんか?

治療家として、生計を立てていくうえで大切なことは、患者さんの悩みを根本解決し、売り上げをあげつづけることです。
しかし、患者さんの症状や悩みは千差万別。
自分がもっている治療技術の種類の不足や、保険治療の適応外などが原因で、じゅうぶんに対処できないこともあるはずです。

もちろん、そうなると患者さんを治療できないわけですから、売り上げをあげることはできません。
そこで、多くの先生は、新しい技術を学ぶべく、積極的に手技セミナーに参加されます。

ただ、あなたに知っておいて欲しいことは、世の中の手技セミナー”すべてが優れているものではない”ということです。
なかには、確立しきっていない技術を教えるセミナーや、悪徳なセミナーもあります。
自分が求めている内容と、明らかに違う内容のセミナーに参加してしまうと、お金だけでなく時間まで損をしてしまいます・・・。

時間の損失は、経営者として、いちばんに避けるべきことですよね。
そこで今回は、これから新しく手技を学ぼうと思っている先生のために、セミナーの選びの失敗談や失敗しないセミナーの選び方をお伝えします!

猿飛桃太郎が教えます!!

今回の登場人物

猿飛桃太郎(ベース)

猿飛桃太郎(22)
鬼野治療院の見習い治療家
筋トレの効果を倍増させるために、1日に20個のゆで卵を食べたことがある

鬼野右近(ベース)

鬼野右近(45)
鬼野治療院の院長
新しい治療技術を1日に20個生み出すことができる

猿飛桃太郎が教えます!!

それは休診日の前日のことでした。

猿飛桃太郎(無表情)

(あぁ、ヒマ・・・。
見習いっつっても、ほとんどおっさんの昼飯の皿洗いばっかりで、まったく治療のこと教えてくんねェじゃねぇかよ・・・。)


鬼野右近(無表情)

おい、桃太郎!


猿飛桃太郎(無表情)

へーい・・・。


鬼野右近(ベース)

お前がここで勤務しはじめて、1ヶ月が経とうとしている。
明日はせっかくの休診日だ。
そとの空気を吸うという意味で、手技を学べるセミナーに参加してきたらどうだ?


猿飛桃太郎(ベース)

手技を学べるセミナー・・・?


鬼野右近(ベース)

あぁ、そうだ。
俺たち治療家の世界は日進月歩。
つねに患者さんの悩みを解決するために、新しいことを学び続けなければならねェ。
お前にも、そういう新しい風に触れる機会を作ってやろうと思ってな。


猿飛桃太郎(無表情)

手技を学べるセミナーねェ。
なんだか面倒くさそうだな。
DVDや書籍で勉強すればいいんじゃないのか?

ドカッ!!

猿飛桃太郎(怒り)

いってェ!
なにすんだよ・・・!


鬼野右近(怒り)

お前に向上心ってものはねェのか!
治療家としてうえに行きてェなら、みずから名のある先生のもとへ足を運んで、治療技術を学ぶのが常識だろうがッッ!


猿飛桃太郎(驚き)

・・・。
でもよ!
俺はいつも書籍やDVDで勉強して、そこそこ出来るようになってきてるぜ!


鬼野右近(ベース)

あぁ、俺も書籍やDVDを否定する気はない。
だが、セミナーには書籍やDVDでは得られない学習効果があるんだ。


猿飛桃太郎(驚き)

学習効果・・・?


鬼野右近(ベース)

あぁ、そうだ。
お前は”ラーニングピラミッド”というものを知っているか?


猿飛桃太郎(驚き)

ラーニングピラミッド・・・?


鬼野右近(ベース)

ラーニングピラミッドとは、俺たちがなにか新しいことを学ぶときに、その学習方法によって、学習定着度の違いがあることを表したピラミッドのことだ。

ラーニングピラミッド

アクティブ・ラーニング|山口県ホームページを参考に作成

鬼野右近(ベース)

ただ聞くだけの学習や視聴覚学習(映像を見るなどの学習方法)は、ほとんど学びが定着しない。
一方で、デモンストレーションを目の前で見たり、自分で実践することで、3倍以上の学習効果が得られるんだ。

つまり、家で書籍やDVDを見るだけの学びでは、その学びの習熟度に限界があるため、セミナーに参加したほうが技術をものにしやすいというわけだ。


猿飛桃太郎(ベース)

ラーニングピラミッドねェ・・・。
(これはマンネリ化した俺の日常に、アクセント加えるチャンスだな。)
じゃあ、明日はちょっくらセミナーに参加してくるぜ!
ちなみに、セミナーってのは、どこでやってるんだ?


鬼野右近(無表情)

この市内でもいろんなところでやっているぞ。
経験も兼ねて、自分でセミナーを探して参加してくるんだ。


猿飛桃太郎(喜び)

(ようしッ!
おっさんを超える技術を身につけてやるぞ・・・!)

鬼のいる治療院

鬼野右近が教えます!!

手技セミナーに参加するなら「モトをとる意識」を持つべし!

セミナー講師の先生

というわけで、今回のセミナーはこれにて終了とさせていただきます。


猿飛桃太郎(驚き)

えっ、も、もう終わり・・・?
ウソだろォ・・・!

猿飛桃太郎(怒り)

くっそー・・・。
ふざけんなよ、あのヒゲおやじィィ・・・。


鬼野右近(無表情)

どうした、浮かない顔だな。


猿飛桃太郎(怒り)

昨日、おっさんに言われたとおり、手技のセミナーに参加してきたんだけどよ、そのセミナーが最悪だったんだよ・・・!


鬼野右近(無表情)

・・・。
なにがどう最悪だったか言ってみろ。


猿飛桃太郎(怒り)

だってよ、あの講師・・・目の前にいる俺がぜんぜん技術を習得できてないのに、どんどん先に進みやがって・・・。
お金も時間もめちゃくちゃ損した気分だぜ!


鬼野右近(無表情)

・・・。
お前は、セミナーに参加する心構えがなっていない。
このままでは、どんなスゴ腕講師のセミナーに参加しても、その調子でなにも習得せずに終わってしまうぞ。


猿飛桃太郎(驚き)

待ってくれよ!
あくまでも、俺は真面目に学ぼうと思って参加したんだぞ・・・!
なんで俺の心構えがダメなんだよ。


鬼野右近(ベース)

お前には「モトをとる意識」がない。


猿飛桃太郎(驚き)

モトをとる意識・・・?


鬼野右近(ベース)

あぁ、そうだ。
モトをとる意識ってのは、自分が支払った価格以上の対価を得ようとすることだ。
モトをとる意識がなければ、3万円を支払ってセミナーに参加しても、1000円分の学びしか得ることができない。
お前は昨日のセミナーに、お金を払って“お客様”として参加している。
だから、講師の先生から教えてもらうことを待っている。
そういうヤツはたいてい、居心地がいいように自分より治療技術が劣るペアを組んでいるものだ。

猿飛桃太郎(驚き)

(げっ、なんでわかるんだよ・・・。)


鬼野右近(無表情)

もし、お前が”モトをとる”という意識で参加していれば、もっと深くて濃い学びを得ることができ、治療技術も格段に成長していただろう。


猿飛桃太郎(無表情)

・・・。
モトをとる意識が大事なことはわかったんだけど、じゃあ具体的におっさんはセミナーに参加するとき、どんなことに取り組んでいるんだ?


鬼野右近(無表情)

俺はセミナーにはほとんど参加しない。
なぜなら、自分で新たな治療技術を1日に20個近く生み出せるからだ。
だが、もしも俺がセミナーに参加するなら、次のことを意識するだろう。

鬼野右近が教えます!!

鬼野流!手技セミナーでモトをとるための3つの準備!


  1. 事前知識を蓄えてからセミナーに参加する
  2. 受動的ではなく、能動的に参加する
  3. 自分より上手そうな人とペアを組む

手技セミナーでモトをとるための準備
1.事前知識を蓄えてからセミナーに参加する

いくらセミナーと言えど、1から10まで知識を伝達してくれるわけではない。
例えば、中学生の数学の授業は、生徒が足し算や引き算、割り算、掛け算ができるという前提のもと進んでいく。
つまり、小学生のうちに上記4つの計算を身につけていなければ、ついていくことはできない。

授業風景

手技セミナーも同様に、参加者が基礎的な知識(生理学や解剖学)をすでにマスターしているものとして、進めていく。
もし、基礎的な知識を身につけていなければ、セミナーの内容についていくことはできないだろう。
事前に予習をおこない、予備知識を身につけてから参加することをオススメする。

手技セミナーでモトをとるための準備
2.受動的ではなく、能動的に参加する

モトをとるためには、言い方は悪いが、講師の先生をうまく利用しなければならない。
セミナーに参加するために支払った3万円を、それ以上の学びに変えるためには、積極的に講師の先生に触ってもらったり、積極的な質問が必要となる。

このように、受動的(受け身)ではなく、能動的(積極的)な姿勢で取り組むことが大事だ。
もちろん、性格的になかなか発言や質問できない先生もいるかもしれない。
その場合は、休憩時間やセミナーが終わってから、1対1で質問をする機会を作ってみるのもいいぞ。

手技セミナーでモトをとるための準備
3.自分より上手そうな人とペアを組む

どうしても人は、自分の居心地のよいところに留まろうとしてしまう。
例えば、顔見知りがいれば、その人とペアを組み、なんの刺激もない時間を過ごしてしまうのがそうだ。

いっけん、本人たちにとっては居心地のよい環境だが、自分を成長させるうえでは障壁となってしまう。
あえて、居心地のよい環境を作らず、自分より上手い先生から口酸っぱくアドバイスをもらうのがよいだろう。


猿飛桃太郎(無表情)

たしかに、昨日の俺は、無意識に居心地のよい環境を作ろうとしていたな・・・。
われながら、反省だ・・・。


鬼野右近(ベース)

そうだ。
人間は無意識に居心地のよい環境を作ろうとしてしまう。
自分の軸を持ち、「なぜ俺はセミナーを受けにきたのか」と、自分に問いただすことが大切だ。


猿飛桃太郎(驚き)

だけどよ、俺がどんなに強い軸を持ってセミナーに参加したとしても、内容がイマイチのセミナーだってあるんじゃないのか?


鬼野右近(ベース)

あぁ、たしかにそういうセミナーはある。
結局のところ、セミナーの内容は、参加するまでその良し悪しがわからない。
外面はよく見えても、内情は隠されているため、なかなか見分けがつきにくい。
ただ、俺の編み出した”秘密のリサーチ方法”を使えば、自分の求めるセミナーを選ぶことができる。


猿飛桃太郎(驚き)

秘密のリサーチ方法・・・?


鬼野右近(喜び)

あぁそうだ。
たった3つのことを調べるだけで、自分の求めているセミナーかどうかを把握することができる。

鬼野右近が教えます!!

鬼野流!失敗しない手技セミナーを選ぶ3つのリサーチ方法!

鬼野右近(ベース)

失敗しない手技セミナーの選び方を3つに分けて解説していくぞッッ!


  1. 主催している先生の実績と経験年数
  2. セミナー参加費をケチらない
  3. 複数開催のセミナーを選ぶ

鬼野流!手技セミナーの選び方
1.主催している先生の実績と経験年数

講師の先生に、セミナー開催実績や臨床経験があるかどうかを確認すべきだ。
実績や経験が豊富な先生は、それだけ多くの引き出しを持っているため、あらゆる参加者に合わせたセミナーを開催してくれる。

ただし、講師の先生に実績があったとしても、気をつけたほうがいいのは相性だ。
治療技術やその先生との相性が悪い場合は、技術の習得もはかどらねェ。
いちど、講師の先生の院へ行き、実際に治療を受けてみるのもよいだろう。

鬼野流!手技セミナーの選び方
2.セミナー参加費をケチらない

安すぎるセミナーでは、セミナー内で技術を習得することは難しいだろう。
なぜなら、5000円以下の安いセミナーは、フロントエンド商品といって、そのあとに控える高額商品の見込み顧客を集めるために開催されているからだ。
そのため、セミナーの内容としては、高額商品のセールスの要素が強く、肝心なところを教えてくれないこともある。

セミナー参加費はケチらないことが鉄則だ。

鬼野流!手技セミナーの選び方
3.複数開催のセミナーを選ぶ

1日だけのセミナーは基本的にオススメしない。
なぜなら、1日だけのセミナーは技術の習得には向かないからだ。

技術習得しやすくするための工夫について、人間の記憶にはふたつの種類があることを知っておいてほしい。

 


1.長期記憶

自転車の運転などの半永久的に忘れない記憶

2.短期記憶

テスト前の一夜漬けなどで用いる、最長1〜2週間ほどの記憶


 

俺たちがなかなか手技を自分のものにできないのは、その手技が短期記憶のメモリに収納されているからだ。
短期記憶に入っている手技の情報を、長期記憶のメモリに入れ替えることで、半永久的に使える手技にすることができる。

じゃあ、どうすればセミナーでの学びを長期記憶に移すことができるのか?
答えは、期間を決めて反復学習をすることだ。

自宅や治療院で、学んだことを個人的に反復するのはもちろん、セミナー自体も、1日限りのものではなく、定期的に複数開催されるものに参加することをオススメする。
このようなセミナーに参加すれば、おのずと反復学習をすることができるので、学んだ手技を自分のものにしやすくなるぞ!

参考:佐々木学習塾

それから1ヶ月が過ぎました。
桃太郎は改めて参加したセミナーでの学びを自分のものにしたようです。

 


猿飛桃太郎(喜び)

おっさん!
先週、参加したセミナーで学んだ技術を試したいんだけど、いいか?


鬼野右近(無表情)

いいだろう。
なにを学んだんだ?

猿飛桃太郎(喜び)

産後の骨盤矯正だ!


鬼野右近(無表情)

(・・・。
よりによって、女性向けの手技の練習台とは・・・。)

 

鬼野右近が教えます!!

(番外編)鬼野治療院のスタッフ研修

猿飛桃太郎(無表情)

俺の知り合いの整体師で、独立して3年のやつがいるんだ。
最近、そいつの整体院の患者さんが減ったみてェで・・・、なんとかなんねェかな?


鬼野右近(ベース)

・・・。
そいつの店は、なんで患者さんが減ったんだ?


猿飛桃太郎(無表情)

最近、近所に自費治療を本格的にやっている整体院が増えたらしいんだ。
しかも、ホームページも金がかかってるみたいでよ・・・。


鬼野右近(ベース)

・・・。
なるほど。
それなら、手技で差別化するしかないようだな。


猿飛桃太郎(驚き)

手技で差別化・・・?


鬼野右近(ベース)

あぁ、そうだ。
この整体院が飽和している時代に、ライバル店を出し抜くには差別化が必要だ。


猿飛桃太郎(驚き)

あぁ、それはわかるぜ!
そいつも、USPとやらを考えて、差別化頑張ってるみてェだから。


鬼野右近(ベース)

その差別化だが、一番手っ取り早いのは「自院だけが対応できる症状」を作ることだ。


猿飛桃太郎(驚き)

自院だけが対応できる症状・・・?


鬼野右近(ベース)

そうだ。
例えば、次のような症状は改善できる整体院が少ないため、対応することさえできれば簡単に差別化が可能だ。

 


・自律神経症状
・精神疾患


 

鬼野右近(ベース)

整体院を経営されている先生の中には、上記の症状の改善に苦手意識を持っている先生が多い。
というのも、患者さんの中には、踏み込まれると心を取り乱すような事情を抱えている人がいるからだ。


猿飛桃太郎(無表情)

(うわっ・・・、俺も苦手だ。
前に患者さんに大泣きされたからな・・・。)


猿飛桃太郎(驚き)

でもよ、患者さんのトラウマなんかに触れずに、自律神経症状とか、精神疾患が改善できる手技なんてあるのか?


鬼野右近(ベース)

あぁ、ある。


猿飛桃太郎(驚き)

・・・!


鬼野右近(ベース)

その手技は、俺の仲間でもある「鈴木章生」先生が開発されたメソッドだ。
「精度」や「経験」がなくても、自律神経症状・精神疾患で悩んでいる患者さんを改善することができる。


鬼野右近(ベース)

ちなみに、鈴木章生先生とは、「モーションロック瞬間解除テクニック」という手技を開発し、「毎月500名の患者さんを施術・患者さん全体の80%が6回以上のリピート・月商250万円」という輝かしい実績をもつ愛知県・岡崎のカリスマ治療家だ。


猿飛桃太郎(驚き)

・・・!


鬼野右近(ベース)

この手技を身につけることができれば、急増する精神疾患・自律神経症状にアプローチできるようになり、他院との差別化や高単価、時短施術へ近くだろう。


猿飛桃太郎(驚き)

そ、その手技教えてくれよ!


鬼野右近(ベース)

いいだろう・・・。
その手技がこれだッッ・・・!

精神疾患・自律神経症状にアプローチできる手技の紹介はこちら