自費移行
猿飛桃太郎(ベース)

こんにちは!
俺の名前は猿飛桃太郎(さるとびももたろう)

突然ですが、先生は「高単価治療」への移行を検討していませんか?
高単価治療とは、保険を使わない自費診療を用いて、高めの値段が設定されている治療のこと。
治療金額は、客単価7,000円~10,000円ぐらいが相場で、中には1万円以上に設定している治療院もあります。

ここ最近、個人の治療院業界では、大手の競合店に埋もれないために、高単価治療に移行する先生が増えています。
なぜなら、高単価治療に移行することで、売上を伸ばすことができたり、時間に余裕ができるからです。

ただし、安易に高単価治療に移行するのは大変危険なんです・・・!
なんとなく高単価治療に移行した結果、以下のような状態に陥り失敗するケースがあります。

 


  • 既存の患者さんが減った
  • 新規患者を集めるのが難しくなった
  • 悪い評判がたった

中には、経営状態が悪くなり、閉院せざるを得なくなってしまった治療院もあります。
とはいえ、具体的にどのような手順で移行を行えばいいのか分かりませんよね・・・。

そこで、今回は、あなたの治療院でも今日から始められる「高単価治療への移行方法」をお伝えしていきます。
ぜひ、高単価治療へ対する不安をとりのぞく一手にしてくださいね。

それではまいります!

猿飛桃太郎が教えます!!

今回の登場人物

猿飛桃太郎(ベース)

猿飛桃太郎(22)
鬼野治療院の見習い治療家

鬼野右近(ベース)

鬼野右近(45)
鬼野治療院の院長

織田美姫

織田美姫(33)
鬼野治療院で働いていた過去を持つ女性
現在は自分で治療院を経営している

猿飛桃太郎が教えます!!

疲れたようすの美姫が鬼野をたずねてきた。

織田美姫

お久しぶりです・・・。


猿飛桃太郎(驚き)

み、み、美姫さんじゃないっすか~!


織田美姫

あ、猿飛君どうも・・・。


猿飛桃太郎(ベース)

美姫さん、元気ないっすねェ~!
どうかしたんすか?

>>桃太郎と美姫が初めて会ったエピソードはこちら

織田美姫

院長いる?


猿飛桃太郎(ベース)

(・・・。)


鬼野右近(ベース)

美姫じゃないか。
久しぶりだな。


織田美姫

院長、お久しぶりです。


鬼野右近(ベース)

・・・?
何かあったのか?


織田美姫

はい・・・、相談があって。

 

鬼のいる治療院

 

織田美姫

実は、毎日患者さんが絶えなくて。


猿飛桃太郎(驚き)

え・・・!?
何で、患者さんが来てんのに悩むんだよ?


織田美姫

ありがたいことなんですけど、売り上げに限外を感じてしまって・・・。
それから体力にも・・・。


猿飛桃太郎(驚き)

どういうことだよ?


鬼野右近(ベース)

なるほど。
美姫のような、ひとり経営者によくある話だ。


猿飛桃太郎(驚き)

・・・?


鬼野右近(ベース)

ひとり治療院では、1日に診れる患者数に限界があるため、一定ラインを超えると売上と労力に限界が来てしまう。
美姫はいま、まさにそのタイミングを迎えているため、疲弊しているようだな。


猿飛桃太郎(ベース)

美姫さん、お疲れなんですね・・・。
俺が隅々まで施術しましょうか・・・?

織田美姫

・・・。


鬼野右近(無表情)

お前は黙ってろ。


猿飛桃太郎(ベース)

・・・。
なぁ、おっさん、何かいい方法はねぇのかよ?


鬼野右近(ベース)

・・・。
そろそろ、「高単価治療」に移行してもいいかもしれねぇな。


織田美姫

え・・・!


鬼野右近(ベース)

なんだ?
美姫、高単価治療を取り入れることに問題でもあるのか?


織田美姫

そうなんです・・・。
だって、いきなり値上げしたら患者さんにどう思われるか・・・。


鬼野右近(ベース)

たしかに、安易に値上げするのは失敗のもとだ。
しかし、高単価治療について理解を深めれば、スムーズに移行することができる。


猿飛桃太郎(ベース)

なぁなぁ、おふたりさん・・・。
そもそも、なんで高単価治療で美姫さんの悩みが解決するわけ?

鬼野右近が教えます!!

高単価治療に移行するメリットは経営状態と経営者の心身を安定させられること

高単価治療に移行するメリットは次の3つだ。

 


  1. 停滞していた売上を伸ばすことができる
  2. 大手チェーン店に潰されずにすむ
  3. 新たなチャレンジを試みるための時間の余裕ができる

 

1.停滞していた売上を伸ばすことができる

高単価治療に移行することで、これ以上伸ばす余地がなかった売上をさらに伸ばすことができる。
なぜなら、お客さんひとり当たりの単価をあげることにより全体の売上があがるからだ。

先ほども言ったように、施術者の人数が少ない場合、患者さんの枠が限られており売上にも上限ができてしまう。
よって、ひとり経営者や、少人数スタッフの治療院の場合、売上を伸ばすためには、高単価治療にするしか方法がないんだ。

2.本気で治したい優良患者さんが増える

高単価治療に移行することで、本気で体の不調を治したいと思っている患者さんを増やすことができる。
なぜなら、「多少値段が高くても先生に治療をお願いしたい!」という本気で治したい患者さんだけが残ってくれるからだ。

ただし、残念ながら、値段重視で通っていた患者さんは、離れてしまう可能性が高いだろう。
しかし、減ってしまった患者さんの枠に本気度の高い新患さんを入れることができるため、全体的に優良患者さんを増やすことができる。

本気度の高い患者さんは、治療家の指導を真剣に聞いて取り組んでくれる人が多い。
よって、効果も現れやすく治療院全体の評判がよくなるというわけだ。

3.自由な時間を確保することができる

売上のために休みなく必死で働いている先生にとって、高単価治療に移行することは、自由な時間を確保することにもつながる。
なぜなら、1人あたりの単価があがれば、今までより少ない労働時間で売上をキープすることができるからだ。

時間に余裕ができれば、スタッフを教育の時間をもてたり、新しい技術を取り入れるための勉強会へ参加することもできる。
ほかにも、家族や友人との時間を増やしプライベートを充実させることもできるだろう。

 


 

猿飛桃太郎(ベース)

なんだよ、いいことだらけじゃんか!
それならサッサと・・・


鬼野右近(ベース)

サッサと移行して成功するようなものではない。
まずは、高単価治療に移行すべき治療院に当てはまっているかどうかのチェックをする必要がある。

猿飛桃太郎が教えます!!

高単価治療に移行すべき治療院は現在予約がほぼ埋まっているかどうかを確認すべし

高単価治療に移行しても成功しやすい治療院の条件は、現在予約の枠がほぼ埋まっている状態であることだ。
なぜなら、高単価治療に移行することで、次のような問題が起きるからだ。

 


  • 既存患者が減少する
  • 新規患者の取得が難しくなる

 

先ほども伝えたが、値段重視で通っていた既存の患者さんは、値段があがったことにより通わなくなってしまう可能性が高い。
さらに、値段が高くなることで来院のハードルがあがり、今までよりも新規患者さんが集まりにくくなる。

よって、集客方法がうまくいっていない治療院が高単価治療へ移行すると、ただ患者数が減ってしまうだけというわけだ。

高単価治療への移行を検討している先生は、現在の集客がうまくいっているかどうか、よく確認してから行うようにしてくれ。

 


 

織田美姫

やっぱり患者さん減ってしまうんですね・・・。


猿飛桃太郎(驚き)

大丈夫だって!
美姫さんの治療院、集客うまくいってるじゃないっすか!


織田美姫

でも、やっぱり怖い・・・。


猿飛桃太郎(喜び)

(くぅ~弱気な美姫さん、萌えるぜェ~。
ここは、男気を見せるチャンス!)
男気ジャンケン、ジャンケンポンッ!!


鬼野右近(ベース)

馬鹿か。
高単価治療に移行する前にしっかりと準備しておけば大丈夫だ。


猿飛桃太郎(ベース)

・・・?


織田美姫

準備ですか・・・?


鬼野右近(ベース)

あぁ。
患者さんを減らさないためには、高単価治療への移行に納得してもらう必要がある。
それには、治療技術と問診術をもう一度見直すことが重要だ。

鬼野右近が教えます!!

患者さんの納得を得るために治療技術と問診術を見直し、他院との差をはかる

患者さんに、高単価治療への移行に納得してもらうためには、次のふたつが必要だ。

 


  • 治療技術を見直す
  • 問診術を見直す

 

なぜなら、高単価治療に移行する際、患者さんには「なぜ値上げしたの・・・?」という疑問がつきまとうため、それを払拭しなければならないからだ。

例えば、治療技術を見直し、他院との差別化を測れば、「この内容なら、値上げしても満足だな。」と感じてもらうことができる。
また、問診術を高めることができれば、患者さんとの間に信頼関係が生まれ、先生の熱狂的なファンを生み出すことができるよな。

確かに、新しいことに取り組むのは大変だが、先生のこれからの経営に一石を投じるためにも、ぜひ取り組んでくれ。

ちなみに、問診に自信がないという先生はこちらの記事もあわせて読んでみてくれ。

>>会話が苦手な先生に読んでほしい!整骨院の問診がスムーズになるコツ


 

織田美姫

治療技術と問診術・・・。
うん、高単価治療へ移行する自信にもなりそうだわ。


鬼野右近(ベース)

治療家の自信は患者さんへの安心材料にもなる。
美姫、だんだんいい顔つきになってきたぞ。


織田美姫

私、大好きな治療院を継続させていくためにも高単価治療への移行やってみようと思います!


鬼野右近(ベース)

それでこそ、俺の弟子だ。


猿飛桃太郎(ベース)

よしっ!
俺もスペシャルメニュー作ってみるぜ!


鬼野右近(ベース)

お前はとにかく技術を磨け。


猿飛桃太郎(無表情)

ガクッ・・・。


鬼野右近(ベース)

美姫、ちなみに高単価治療へ移行するときは患者さんへの告知時期を間違うなよ。


織田美姫

・・・?

猿飛桃太郎が教えます!!

最低2カ月前の告知で患者さんに心の準備をしてもらう

既存の患者さんに、高単価治療の移行を納得してもらうためには、最低2カ月前からの告知が必要だ。
なぜなら、2カ月前ごろから告知をしておくことで、患者さんの心の準備ができるからだ。

例えば、「次回から金額が変わります!」と突然いわれた患者さんはどう感じるだろうか?
きっと、自分勝手な先生だと思われて、もう来院されなくなってしまうだろう。

というわけで、高単価治療への移行をスムーズにおこなうためには、早めの告知が必要ということだ。

 


 

織田美姫

院に戻って、さっそく高単価治療の準備をやってみます・・・!


鬼野右近(ベース)

またいつでも来い。


織田美姫

はいッ!


猿飛桃太郎(ベース)

美姫さん、うまくいくといいな・・・。


鬼野右近(ベース)

美姫なら大丈夫だ。


猿飛桃太郎(ベース)

・・・俺、美姫さんにならいくらでも払える・・・。


鬼野右近(無表情)

・・・。

 

鬼野右近が教えます!!

(番外編)鬼野治療院のスタッフ研修

猿飛桃太郎(無表情)

俺の知り合いの整体師で、独立して3年のやつがいるんだ。
最近、そいつの整体院の患者さんが減ったみてェで・・・、なんとかなんねェかな?


鬼野右近(ベース)

・・・。
そいつの店は、なんで患者さんが減ったんだ?


猿飛桃太郎(無表情)

最近、近所に自費治療を本格的にやっている整体院が増えたらしいんだ。
しかも、ホームページも金がかかってるみたいでよ・・・。


鬼野右近(ベース)

・・・。
なるほど。
それなら、手技で差別化するしかないようだな。


猿飛桃太郎(驚き)

手技で差別化・・・?


鬼野右近(ベース)

あぁ、そうだ。
この整体院が飽和している時代に、ライバル店を出し抜くには差別化が必要だ。


猿飛桃太郎(驚き)

あぁ、それはわかるぜ!
そいつも、USPとやらを考えて、差別化頑張ってるみてェだから。


鬼野右近(ベース)

その差別化だが、一番手っ取り早いのは「自院だけが対応できる症状」を作ることだ。


猿飛桃太郎(驚き)

自院だけが対応できる症状・・・?


鬼野右近(ベース)

そうだ。
例えば、次のような症状は改善できる整体院が少ないため、対応することさえできれば簡単に差別化が可能だ。

 


・自律神経症状
・精神疾患


 

鬼野右近(ベース)

整体院を経営されている先生の中には、上記の症状の改善に苦手意識を持っている先生が多い。
というのも、患者さんの中には、踏み込まれると心を取り乱すような事情を抱えている人がいるからだ。


猿飛桃太郎(無表情)

(うわっ・・・、俺も苦手だ。
前に患者さんに大泣きされたからな・・・。)


猿飛桃太郎(驚き)

でもよ、患者さんのトラウマなんかに触れずに、自律神経症状とか、精神疾患が改善できる手技なんてあるのか?


鬼野右近(ベース)

あぁ、ある。


猿飛桃太郎(驚き)

・・・!


鬼野右近(ベース)

その手技は、俺の仲間でもある「鈴木章生」先生が開発されたメソッドだ。
「精度」や「経験」がなくても、自律神経症状・精神疾患で悩んでいる患者さんを改善することができる。


鬼野右近(ベース)

ちなみに、鈴木章生先生とは、「モーションロック瞬間解除テクニック」という手技を開発し、「毎月500名の患者さんを施術・患者さん全体の80%が6回以上のリピート・月商250万円」という輝かしい実績をもつ愛知県・岡崎のカリスマ治療家だ。


猿飛桃太郎(驚き)

・・・!


鬼野右近(ベース)

この手技を身につけることができれば、急増する精神疾患・自律神経症状にアプローチできるようになり、他院との差別化や高単価、時短施術へ近くだろう。


猿飛桃太郎(驚き)

そ、その手技教えてくれよ!


鬼野右近(ベース)

いいだろう・・・。
その手技がこれだッッ・・・!

精神疾患・自律神経症状にアプローチできる手技の紹介はこちら