こんにちは!
俺の名前は猿飛桃太郎(さるとびももたろう)
突然ですが、あなたは自分の整体院の売り上げが思うように伸びずに、落ち込んでいませんか?
もしかしたら、あなたの整体院の売り上げが伸びないのは、「成り行き経営」が原因かもしれません。
成り行き経営とは、経営を続けていくための目標や戦略がなく、無計画のまま経営をしていくこと。
成り行き経営を続けると、「なぜだか分からないけど、売り上げがあがらない」「気づいたら経営難に陥っていた」という結果になってしまいます・・・。
というのも、先日うちの院長に相談にきた先生も、成り行き経営が原因で、売り上げが伸びず自信をなくしていたからです。
しかし、そんな先生も、自分の経営に足りなかったことが明確になったことで、みるみるうちに表情が明るくなっていったんです・・・!
今回の記事では、そのときの話とともに、あなたの経営が失敗してしまわないためのノウハウについてお伝えします。
ぜひ、これまでの経営の問題点を明確にし、今日から新たな気持ちで取り組んでみてくださいね!
それではまいります!
今回の登場人物
猿飛桃太郎(22)
鬼野治療院の見習い治療家
「仮想通貨王にオレはなる!」と腹を括ったが、軍資金がないので働きアリになっている
鬼野右近(45)
鬼野治療院の院長
「ゼハハ!働きアリはいねェか・・・!」
同業種でおこなわれる交流会に2人で参加した日の出来事
うひゃー。
交流会ってこんなに人がいるんだな・・・!
滅多にない機会だから、いろんな人と話して刺激をされてこい!
・・・!
この肉、うんめぇ~!
・・・。
飯なんか食ってる場合じゃねェ!!
腹が減っては戦はできねェって言うじゃんよ。
あ、あのぉ・・・。
・・・!
だ、誰だよお前・・・!
ふ、ふじた整体院の不治田といいます・・・。
(う、薄い・・・。
CoCo壱のスパイス入れについている金属のフタくらい存在感が薄い・・・。)
あ、あの・・・、お、鬼野先生にお話しがございまして・・・。
私に、何のご用でしょうか?
・・・。
う、うちの整体院を助けていただけないでしょうか。
と言いますと?
ま、毎日マジメに営業しているのに売り上げがあがらないんです。
このままでは、店をたたまないといけません・・・。
お、鬼野先生は、あの有名雑誌、「治療家ジャーナル」に出ているくらいの経営手腕をお持ちです。
そ、そんな方に出会えるとは思っていなかったもので、つ、つい・・・。
(・・・。)
おっさんって、そんなに有名なのか!
詳しくお話をお伺いしましょうか。
・・・というわけで、3年まえに整体院を始めたのですが、お客さんが来てくれないんです。
もしや、3年間も赤字経営ですか!?
そ、そうです・・・。
なんとか貯金を切り崩してやっています。
貯金が3年分もあるなんて、金持ちだなっ・・・!
黙れ・・・。
へい・・・。
こ、今期も赤字だったら、店をたたむつもりです。
その前に、鬼野先生に何かアドバイスがもらえないかと・・・。
ちなみに、先生は赤字にならないためにどんな計画を立てていますか?
あ、赤字にならないために・・・?
赤字になるかどうかは、なってみないとわかりませんので、とくには・・・。
・・・。
おそらく、その無計画さが経営難の原因かと思われますよ。
多くの先生を路頭に迷わせる「成り行き経営」の恐ろしさ
冒頭でもお伝えしたように、売り上げが上がらない理由が分からず、路頭に迷っている多くの先生は、「成り行き経営」が原因だ。
もう一度言うが、成り行き経営とは、経営を続けていくための目標や戦略がなく、無計画のまま経営をしていくことを言う。
成り行き経営は思っているよりも恐ろしく、経営を失敗へと導いてしまう可能性が高い。
恐ろしい・・・、恐ろしすぎる。
ドラクエに出てくるゲマくらい恐ろしいな・・・。
お前はどこまでもドラクエだな。
で、そのゲマって具体的にどんな経営なんだよ!?
・・・。
代表的な成り行き経営は「マーケティング」が不十分なこと!
先生も「マーケティング」という言葉を一度は耳にしたことがあるかと思う。
マーケティングとは、持っているサービス(技術)をどのように顧客に届けるのかを計画し、実行にうつす活動すべてのことをいう。
例えば以下のような活動はすべてマーケティングだ。
・顧客が満足を得られるサービスを考案する
・サービスを必要とする人がいるか調査する
・宣伝方法を考える
・市場にあった値段を設定する
・顧客が満足を得られているか現状把握する
治療院の数が激増した現在、お客さんに自分の整体院の価値を知ってもらう必要があるため、マーケティングなしでは生き残ることができない。
では、マーケティングが甘い整体院とはどういうことか、具体的に説明しよう。
次の4つはマーケティングが甘い整体院の代表例だ!
1.コンセプトがあいまい
2.市場調査ができていない
3.効果的な宣伝ができていない
4.価格設定が適切でない
なぜ、上記の4つがマーケティングが甘いと言えるのかを解説しよう!
1.コンセプトがあいまい
「コンセプト」とは、自分の整体院が売りにしている強みのことだ。
例えば、整体院のコンセプトには次のようなものがある。
・整体とヨガを組み合わせた新しい施術法!
・頭痛にお困りの方は当院にお任せください!
・腰痛改善率97%!
コンセプトが明確になることで、患者さんは他院との違いがハッキリとわかるため、その整体院に魅力を感じるだろう。
一方、コンセプトがあいまいなまま経営を続けると、競合店との差別化ができないため、目立つことができない。
その結果、顧客に認知されなることがなく、「お客さんが来ない・・・。」という状況になるわけだ。
2.市場調査ができていない
「市場調査」とは、自分が提供しようとしているサービスが、顧客に必要とされているのかを調査すること。
例えば、店舗周辺の年齢層を把握して、需要があるかどうかを確認するのも市場調査のひとつだ。
もし、市場調査を怠れば、ニーズに合わせたサービスを提供することができない。
当然ながら、必要としてくれる人がいないところでサービスを提供してもお客さんが集まるわけがないよな。
つまり、市場調査もせずに整体院を経営するのは、魚のいないところで魚釣りをしているようなものだ。
3.効果的な宣伝ができていない
ここで言う「効果的な宣伝方法」とは、見込み客に合わせて確実に情報を伝える宣伝方法のことだ。
例えば、ターゲットが年配層であれば、折り込みチラシやポスティングなどの紙媒体で宣伝するよな。
一方、ターゲットが若年層であれば、ホームページやSNSなどのインターネットを使った宣伝方法をとる必要がある。
ターゲットに合わせて宣伝方法を変えることは、先ほどの市場調査にも深くかかわりがあり、市場調査あってこその宣伝方法だとも言える。
もし、無計画に宣伝をすれば、見込み客に店の存在を知ってもらえず、お客さん来てもらうことができない。
4.価格設定が適切でない
価格設定は、顧客に自分の店を選んでもらえるかどうかの重要なポイントだ。
価格設定をするための活動のひとつに、競合店の調査がある。
競合店がどのような価格設定になっているかを調べるんだ。
顧客が整体院を選ぶ場合、同じようなサービスを提供する店舗同士を比較してから決める。
そのため、同一のサービスにおける大体の平均価を知っている。
もし、先生が他店よりも“安すぎる”または、“高すぎる”価格を設定している場合、比較対象からはじかれてしまう可能性が高い。
このように、どれだけいい技術を持っていたとしても、マーケティングが甘いと患者さんの比較対象に入らないので、集客することができないというわけだ。
「看板を出していれば客がくる」という時代はとっくに終わっている。
患者さんに選んでもらうためには、何をすべきかを考え、自ら行動していく力が必要だ!
むふふ・・・、わかったぞ。
不治田先生は、今日からがんがんマーケティングをするといいんだな・・・!
ちょっと待て。
んだよ・・・。
せっかく乗り気になってきたのによ・・・!
乗り気なのはお前だけだ。
見てみろ、不治田先生の顔を。
・・・。
全然ノッてねェじゃん・・・!
・・・。
マーケティングが甘いということは痛いほどわかりました・・・。
じゃあ、やるべきことは見えたじゃねェか!
な、なんだか、意欲が湧かなくて・・・。
情けねぇヤツだな。
俺がケツでもぶっ叩いてやろうか?
・・・。
おい桃太郎、お前はマラソンをするときにどこへ向かって走る?
・・・。
なんだよいきなり!
マラソンをするとき、どこに向かうのかと聞いているんだ。
そ、そりゃ、ゴールに決まってるだろ。
そうだ。
ゴールという目標があるから、走ることができる。
経営でも同じことがいえる。
どういうことだよ!
目標を持たずに経営していくのは、ゴールのないマラソンをしているようなものだ。
・・・!
さっき、不治田先生は「意欲が湧かない」という言葉を漏らした。
その理由は、経営していくための目標・目的が設定されていないからだ。
目標ってどうやって設定するんだ?
曖昧すぎて、ピンとこねェぞ・・・。
では、それについても説明していこう。
行動するためには、利益をだすための売上目標を明確にしておくことが重要
経営を続けていくための目標設定とは、「売上目標」のことを指す。
売上目標とは、利益を出すためにはどれだけの売上が必要かを明確にし、目標をかかげること。
売上目標がないと、以下のようなことが起こる。
・気づいたら赤字になっていた・・・。
・集客のための具体的な行動が計画できない
つまり、どれだけの売上を上げればいいのかというゴールがないため、行動の仕方が分からない。
また、その目標を達成しても、目標を達成する目的がなければ、行動意欲も湧いてこない。
その結果、利益が出ず経営が失敗に終わってしまうというわけだ。
また、売上目標はあるのに、利益が出ないという先生は、次のような目標設定になっていないか確認してほしい。
・目指せ月商300万!
・今期は黒字経営目指す!
このような目標は、漠然としすぎている。
「月商300万の根拠はどこにあるのか?」「黒字経営とは具体的に?」とツッコミどころ満載だ。
売上目標を立てるときには、理想だけではなく根拠のある数字を具体的に出すことを意識してほしい。
例えば、「頑張れば届きそう!」と思えるような売上目標を立てることができれば、行動する意欲が湧いてくるものだ。
行動が伴えば、結果もついてくるだろう。
目標を達成するためには、行き当たりばったりじゃダメなんだな!
そうだ。
具体的な目標・目的と、目標を達成するための計画が必要だ。
俺もこのままだったら、不治田先生みたいになってたかもな!
カカカカ!
可能性は十分にある。
不治田先生、これからの経営、おっさんに指導者になってもらえばいいんじゃねェか?
・・・!
実は、”それ”も経営していくうえで重要なポイントだ。
それ・・・?
指導者がいる経営者は、問題解決の近道ができる!
指導者とは、何か問題が起きた時に解決の方向へと導いてくれる人のことだ。
今回、不治田先生が俺を訪ねてきたように、問題が起きたときに相談できる相手がいると、路頭に迷わなくてもすむ。
指導者をつけておくことで、問題解決の近道ができるというわけだ。
もし、指導者がいない先生は、経営者の交流会などに参加して、関係性を作っておくといいだろう。
お久しぶりです!
おぉ!
不治田先生じゃねェか!
元気そうだな!
はい!
おかげさまで、うちの売り上げも3年ぶりに黒字化できまして・・・!
しかも、最近、鬼野先生に新しく”技”を教えてもらったんです!
へぇ〜!
って、不治田先生・・・!!
私も、今やる気に満ち溢れております!
(完全におっさんの影響を受けてやがる・・・。)
(番外編)鬼野治療院のスタッフ研修
俺の知り合いの整体師で、独立して3年のやつがいるんだ。
最近、そいつの整体院の患者さんが減ったみてェで・・・、なんとかなんねェかな?
・・・。
そいつの店は、なんで患者さんが減ったんだ?
最近、近所に自費治療を本格的にやっている整体院が増えたらしいんだ。
しかも、ホームページも金がかかってるみたいでよ・・・。
・・・。
なるほど。
それなら、手技で差別化するしかないようだな。
手技で差別化・・・?
あぁ、そうだ。
この整体院が飽和している時代に、ライバル店を出し抜くには差別化が必要だ。
あぁ、それはわかるぜ!
そいつも、USPとやらを考えて、差別化頑張ってるみてェだから。
その差別化だが、一番手っ取り早いのは「自院だけが対応できる症状」を作ることだ。
自院だけが対応できる症状・・・?
そうだ。
例えば、次のような症状は改善できる整体院が少ないため、対応することさえできれば簡単に差別化が可能だ。
・自律神経症状
・精神疾患
整体院を経営されている先生の中には、上記の症状の改善に苦手意識を持っている先生が多い。
というのも、患者さんの中には、踏み込まれると心を取り乱すような事情を抱えている人がいるからだ。
(うわっ・・・、俺も苦手だ。
前に患者さんに大泣きされたからな・・・。)
でもよ、患者さんのトラウマなんかに触れずに、自律神経症状とか、精神疾患が改善できる手技なんてあるのか?
あぁ、ある。
・・・!
その手技は、俺の仲間でもある「鈴木章生」先生が開発されたメソッドだ。
「精度」や「経験」がなくても、自律神経症状・精神疾患で悩んでいる患者さんを改善することができる。
ちなみに、鈴木章生先生とは、「モーションロック瞬間解除テクニック」という手技を開発し、「毎月500名の患者さんを施術・患者さん全体の80%が6回以上のリピート・月商250万円」という輝かしい実績をもつ愛知県・岡崎のカリスマ治療家だ。
・・・!
この手技を身につけることができれば、急増する精神疾患・自律神経症状にアプローチできるようになり、他院との差別化や高単価、時短施術へ近くだろう。
そ、その手技教えてくれよ!
いいだろう・・・。
その手技がこれだッッ・・・!