こんにちは!
俺の名前は猿飛桃太郎(さるとびももたろう)
突然ですが、あなたは整体師の将来性について不安を感じていませんか?
整体師には特別な資格がいらないため、誰でも簡単に名乗ることができてしまいます。
その結果、整体院は飽和状態になっているのが現実です。
整体師は全く稼げなくて将来かなり困るのでしょうか?
やはり国家資格を取らないと安定はしないですか?引用元:Yahoo!知恵袋
あなたも、将来苦労しないように柔道整復師やあん摩マッサージ指圧師などの国家資格を視野に入れているのではないでしょうか・・・?
さて、そんなあなたに知っておいて欲しいことは、整体師の将来性と国家資格の有無は必ずしもイコールではないということ。
というのも、患者さんは国家資格の有無で整体院を選んでいるわけではないからです。
一方、患者さんが整体院を選ぶ基準がわかれば、特別な資格がなくても多くのファンをつけ整体師として活躍することができます。
そこで、今回の記事では、国家資格の必要性と、患者さんに選ばれる整体師になるポイントをお伝えしていきます。
ぜひ、整体師を目指す足かせを外してくださいね。
それではまいります!
今回の登場人物
猿飛桃太郎(22)
鬼野治療院の見習い治療家
鬼野右近(45)
鬼野治療院の院長
ある日、鬼野が出勤したときのこと・・・
おはよう!
・・・。
おい、朝の挨拶ぐらいしろ!
うっせェな。
朝っぱらから何だよ。
朝っぱらだからうるせェんだ俺は!
俺の存在にも気づかねェほど何の勉強してんだ。
また・・・、誰に何を言われたんだ。
そんなんじゃねェよ!
俺は、今後の整体師の危機を感じて今から国家資格の勉強に励むことにしたんだ!
どうせ、テレビかなんかの影響だろ。
俺の整体師仲間が、国家資格の勉強を始めてんだよ!
整体師は民間資格だから将来不安定なんだってよ!
・・・。
それに、整体院の数は増える一方で、競合に潰されちまう店だっていっぱいあるんだぜ?
おっさんもこのままじゃ、ただのおっさんになっちまうぞ!
何をそんなに焦ってんだ。
確かに整体院は飽和状態だ。
しかし、需要が増えていることも確かだぞ。
競合も多いが需要も多い!現代人は整体院を必要としている
整体院は、競合も多いが需要も多い。
というのも、現代では肩こり・腰痛・頭痛などの病院では原因を発見できない慢性的な症状を抱える人がいるからだ。
腰痛がひどいです。
夜眠れないくらい痛む時もあります。
整形外科へ行ってレントゲンを撮っても異常ありませんでした。引用元:Yahoo!知恵袋
このように、病院で異常が発見できなかった場合、症状を抱えたまま行き場をなくし、最終的に整体院を利用するというケースがよく見られる。
整体院は、多くの競合に埋もれてしまい活躍するのが難しいと言われている。
しかし、需要がある限り活躍できる可能性は大いにあるというわけだ。
そうは言っても、整体院の数はコンビニより多いんだぜ?
整体師は特別な資格がいらないからな。
競合が増えるのも無理はない。
ってことは、やっぱり国家資格を持っていたほうが強いんじゃねェの?
そうとも限らないぞ。
・・・?
お前の目指す先に、国家資格が本当に必要なのか考えてみるといい。
本当に国家資格が必要?迷ったときのチェック項目3つ
国家資格の取得を視野に入れた時は、本当に必須かどうかを以下の3つのチェック項目で確認してみてほしい。
- やりたい施術内容に国家資格は必須なのか
- 保険診療を使えるようにしたいのか
- 国家資格を生かした専門職を目指しているのか
1.やりたい施術内容に国家資格は必須か
自分のやりたい施術内容に国家資格が必須なのかを考えてみてほしい。
というのも、特別な施術内容でないかぎり、わざわざ国家資格を取得する必要がないからだ。
例えば、つぎのような施術内容は国家資格の取得が必須だ。
- 「スポーツで骨折した人を対象に施術したい」など外傷が対象
柔道整復師の資格が必須 - 鍼を使った施術を目指している
はり師の資格が必須 - マッサージをメインに施術をしたい
あん摩マッサージ指圧師の資格が必須
このように、国家資格を視野に入れた時は、一度立ち止まって自分の目指す施術内容を確認するといいだろう。
2.保険診療を使えるようにしたいのか
整体師として開業した際、保険診療を使えるようにしたいのか考えてみてほしい。
なぜなら、国家資格を持った施術者がいる治療院でなければ保険診療が適用されないからだ。
逆に、自由診療がメインで保険診療を視野に入れていないのであれば、国家資格がなくても開業できる。
実際、国家資格取得者の開業院は保険診療を集客の武器にしている。
しかし現状、保険診療の対象となる外傷は、整形外科などの医師に診察を受けることが多い。
そのため、自由診療を併用する国家資格取得者も増えてきていることを覚えておいてほしい。
3.国家資格を生かした専門職を目指しているのか
整体業の他に国家資格を生かした専門職に就くことも視野に入れているのか考えてみてほしい。
というのも、専門職を視野に入れているのであれば、最初から国家資格を目指した方が手っ取り早いからだ。
ちなみに、国家資格を生かした専門職といえば、機能訓練指導員のような仕事だ。
自分が目指している働き方に、国家資格が必要不可欠かどうか、改めて考えてみるといいだろう。
俺がやりたいことは、日々腰痛や肩こりを我慢しながら生活を送っている人を助けることだ!
それには、国家資格が必要不可欠か?
・・・ンなことはねェけどさ。
だろ・・・?
桃太郎だけでなく、誰でも資格があった方が安心なのではないかと考える。
しかし、将来性と資格の有無は関係ないわけだ。
資格があった方が患者さんの安心につながると思うんだけどな。
確かに、資格は安心材料のひとつではある。
ただ、資格があるから患者さんに選ばれるとは限らない。
活躍する整体師になるには、資格よりももっと大事なことがある。
患者さんは資格で判断していない!患者さんが整体院を選ぶ基準ふたつ
活躍できる整体師になるためには、患者さんからの信頼を得ることが必要だ。
そこで重要なのは、患者さんは資格の有無で信頼できる整体院かどうかを判断しているわけではないということだ。
患者さんからの信頼を得るためには、国家資格よりもつぎの2つが主な基準になる。
- 自分のことを理解してくれる施術者か
- 自分の症状を改善に向かわせてくれるか
1.自分のことを理解してくれる施術者か
患者さんは、自分のことを理解してくれる施術者かどうかを判断基準のひとつとしている。
なぜなら、患者さんは痛みに対する不安や心配を取り除きたいと考えているからだ。
そのためには、国家資格の有無よりも、抱えている辛さに共感し親身になって対応することが重要だ。
結果、患者さんに「この人なら自分のことをわかってくれる」と安心感を与えることができ、信頼が生まれるというわけだ。
2.自分の症状を改善に向かわせてくれるか
患者さんは、自分の症状を改善に向かわせてくれるかどうかを判断基準のひとつとしている。なぜなら、患者さんは痛みを改善させたい一心で整体院にくるからだ。
もちろん、国家資格を取得することで知識は増えるだろう。
しかし、大切なのは知識やオールマイティな技術ではなく、ひとりひとりの患者さんに合わせた対応ができるかどうかということだ。
適切な施術をし、痛みが緩和されれば、患者さんからの信頼を得ることができるだろう。
確かに、資格持っててもおっさんみたいな容姿だったら目合わせれねェもんな!
ハハハハハ・・・!
なんだと!?
じ、冗談だよ・・・。
ところで、国家資格が整体師の将来を左右させるわけじゃねぇってのはわかったんだけどさ。
・・・?
やっぱ、これだけ競合がいたら不安じゃん?
将来活躍していける道しるべがあると安心なんだけどな〜。
そうだな。
先ほど話した“ファンづくり”に重要な技術を最短で身につける方法があるぞ。
ファンづくりに重要な技術を身につけるなら見習い整体師として働くべし!
整体師として、将来活躍していくためのファンづくりに必要な技術とは次のふたつだ。
- コミュニケーション術
- 治療技術
そして、これらの技術を最短で身につけるには、既存の店舗で見習い整体師として働くことをおすすめする。
なぜなら、いくら知識や技術を学んだとしても、実際に患者さんを相手にして身につくことの方が多いからだ。
既存の店舗の患者さんをお借りして、実践していくことで自然とコミュニケーション術や治療技術があがっていくだろう。
さらに、店舗の運営にたずさわることができれば、経営力も身につき最終的に独立することだってできる。
独立に興味のある人はこちらの記事も読んでくれ。
他にも、技術者だけでなく経営者や講師業などを目指すこともできて、可能性は無限大だ。
整体師の将来性は国家資格で左右されるわけじゃねェんだな。
俺、不安を解消するために目を向ける場所が違ってたぜ!
俺なんか国家資格がねェのにファンだらけだ。
ガハハハハハ・・・!
・・・。
翌日・・・
(番外編)鬼野治療院のスタッフ研修
俺の知り合いの整体師で、独立して3年のやつがいるんだ。
最近、そいつの整体院の患者さんが減ったみてェで・・・、なんとかなんねェかな?
・・・。
そいつの店は、なんで患者さんが減ったんだ?
最近、近所に自費治療を本格的にやっている整体院が増えたらしいんだ。
しかも、ホームページも金がかかってるみたいでよ・・・。
・・・。
なるほど。
それなら、手技で差別化するしかないようだな。
手技で差別化・・・?
あぁ、そうだ。
この整体院が飽和している時代に、ライバル店を出し抜くには差別化が必要だ。
あぁ、それはわかるぜ!
そいつも、USPとやらを考えて、差別化頑張ってるみてェだから。
その差別化だが、一番手っ取り早いのは「自院だけが対応できる症状」を作ることだ。
自院だけが対応できる症状・・・?
そうだ。
例えば、次のような症状は改善できる整体院が少ないため、対応することさえできれば簡単に差別化が可能だ。
・自律神経症状
・精神疾患
整体院を経営されている先生の中には、上記の症状の改善に苦手意識を持っている先生が多い。
というのも、患者さんの中には、踏み込まれると心を取り乱すような事情を抱えている人がいるからだ。
(うわっ・・・、俺も苦手だ。
前に患者さんに大泣きされたからな・・・。)
でもよ、患者さんのトラウマなんかに触れずに、自律神経症状とか、精神疾患が改善できる手技なんてあるのか?
あぁ、ある。
・・・!
その手技は、俺の仲間でもある「鈴木章生」先生が開発されたメソッドだ。
「精度」や「経験」がなくても、自律神経症状・精神疾患で悩んでいる患者さんを改善することができる。
ちなみに、鈴木章生先生とは、「モーションロック瞬間解除テクニック」という手技を開発し、「毎月500名の患者さんを施術・患者さん全体の80%が6回以上のリピート・月商250万円」という輝かしい実績をもつ愛知県・岡崎のカリスマ治療家だ。
・・・!
この手技を身につけることができれば、急増する精神疾患・自律神経症状にアプローチできるようになり、他院との差別化や高単価、時短施術へ近くだろう。
そ、その手技教えてくれよ!
いいだろう・・・。
その手技がこれだッッ・・・!