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こんにちは!
俺の名前は猿飛桃太郎(さるとびももたろう)
突然ですが、あなたは整体院の施術価格をいくらに設定すればいいか決められずにいませんか?
整体院で自費治療を始めようと考えると、必ずと言っていいほどつまずく価格設定。
あまり高く設定してしまうとお客さんが来なくなってしまうような気がしますよね。
かといって、価格を下げ過ぎてしまうと、ひとり治療院の場合は余裕をもった経営ができずに苦しい思いをしてしまいます・・・。
そんな価格設定に悩む先生に知っておいて欲しいのが、「患者さんは安さではなく信頼できる治療院を探している」ということです。
というのも、本当に体の不調に悩んでいる患者さんは、値段ではなく「自分の体が良くなるかどうか」を重視し、整体院を選ぶからです・・・。
このように、患者さんが重要視していることが値段ではないことが分かれば、あなたも自信をもって価格を決められそうですよね。
今回の記事では、他にも、患者さんが求める整体院の特徴や、価格設定に失敗しないためのポイントをお伝えしていきます。
ぜひ、自信をもって施術価格を決めてくださいね!
それではまいります!
お、おう、まあな。
俺を指名してくれる患者さんも増えたし、引っ張りだこだぜ。
来週からはじめる、お前だけのオリジナルメニューを考案してこい。
施術価格も自分で決めろ。
ま、まじか!?
(ついに俺もおっさんに認められる日が来たか・・・!)
・・・。
この間のセミナーで勉強してきた技術を取り入れたんだな。
なかなかいいメニューじゃねェか。
いやぁ~いろいろ考えてたんだけどよ。
あんまり値段が高いとお客さん来ねェかなって・・・。
・・・。
昨日の自信はどこにいった。
そんな価格じゃ、独立したときに赤字経営まっしぐらだぞ。
ひとり治療院が価格勝負を避けた方がいい理由は売り上げを作れなくなるから!
ひとりで治療院を経営する場合、大手チェーン店のように施術の数をこなすことができないため、十分な売り上げを作るのが難しい。
そのため、ひとりの労働力で経営していけるだけの価格設定をする必要がある。
ちなみに、ひとり治療院の平均単価は「60分6,000円」だ。
これはあくまで目安であって、自院の固定費や稼働率をふまえたうえで設定しなければならない。
稼働率について知りたいかたは、こちらをあわせて読んでくれ。
>>自院にあった稼働率の設定方法
価格設定は経営をつづけていくための重要なポイントになる。
高い価格設定に抵抗があるからといって価格を下げてしまうと、あとで自分の首を絞めることになるぞ。
1.競合院と安さで勝負をしてしまう
2.技術の安売りをしてしまう
3.高い=悪という思い込みがある
1.競合院と安さで勝負をしてしまう
これから自費治療などを始めようと思うと、近隣の競合院よりも安い値段設定をする先生が多い。
なぜなら、施術の価格が安い方が人が集まると認識しているからだ。
しかし、価格での勝負は避けた方がいい。
というのも、安さで勝負した場合、一時は勝てたとしても、さらに安い値段の競合院がきたら負けてしまうからだ。
また、格安の大手チェーンが近所にオープンした場合、個人店では太刀打ちできない。
よって、1日あたりの施術人数に限りのある個人店は、価格で勝負するのを避けるべきなのだ。
2.技術の安売りをしてしまう
集客に自信がないからといって技術を安売りする先生がいる。
なぜなら、施術料金が安いほうがお客さんが集まると考えるからだ。
確かに、技術には原価がかかっていないように感じるため、価格を下げやすい。
しかし、これまで技術を磨いたり、知識を身につけるためにかかった時間を考えると、安売りしてしまうのは非常にもったいないことだと分かるよな。
施術の値段を上げることに抵抗があるかもしれないが、自分を安売りするのは控えておこう。
3.高い=悪という思い込みがある
患者さんに対して、高いお金を請求することに抵抗がある先生も多い。
なぜなら、日本人は「高いお金を支払わせること=悪いこと」という価値観を持っていることが多いからだ。
しかし、患者さんは価格以上の価値を感じることができれば、高くても通いたいと思うもの。
例えば、「アフターフォローが充実している」「治療計画が綿密」など、治療以外の付加価値をつけることで、価格以上の価値を感じてもらえるだろう。
ちなみに、このような付加価値は患者さんひとりひとりとじっくり向き合える個人院にしかできない強みでもある。
自院の技術とサポートに自信をもって価格設定するといいだろう。
牛丼屋と一緒にするな。
患者さんは痛みと不安を抱えているんだ。
値段よりももっと大事なことがあるだろう。
患者さんが治療院を探すときに重要視しているのは、信頼できる治療院かどうかだ。
不安でいっぱいの患者さんは安さではなく信頼できる治療院を探している
ところで、先生は、患者さんが何を基準に整体院を選んでいるか知っているだろうか?
実は、痛みを抱えている患者さんは価格の安さではなく、「しっかり治してもらえるだろうか・・・。」「怖い先生じゃないだろうか・・・。」ということを気にかけている。
実際に、治療院を探しているひとは以下のような声をあげている。
選ぶポイントは、やはり待ち合い室に患者が沢山いる方が信頼出来ますか?
参照:Yahoo知恵袋
電話帳を見ても、色々混ざっていたり、広告がやたら大きい場所があったりして、どうやって探せばいいのか困っています。
なにか信頼できる場所を選ぶ基準みたいなものってありませんか?
参照:Yahoo知恵袋
この引用文を見て分かるように、価格が安いことよりも、安心して通えるということを重視している人の方が断然多い。
ちなみに、患者さんにとっての安心とは「問診をしっかり行なってくれる」「技術に不満がない」といったことだ。
患者さんが治療院を選ぶ基準が分かれば、思い切った価格設定ができるようになるだろう。
安い治療院じゃなくて、安心して通える治療院か・・・。
思い切った価格設定ができそうな気がするぜ!
自院の強みを明確にして、患者さんに自信をもって価格を伝えていくといい。
ちなみに、高い価格でも集客しやすくする方法ってねぇのか?
その場合は、初回お試しキャンペーンを導入するといいだろう。
治療側も患者側にもメリット!来院のハードルが下がる初回お試しキャンペーン
来院を迷っている人に対して効果的なのが、初回お試しキャンペーンだ。
なぜなら、初回お試しキャンペーンを導入することで、ただ患者さんが通いやすくなるだけでなく、施術をする側の「お金を払ってもらったのに失敗したらどうしよう・・・」というブロックを外すことができるからだ。
たとえば、初回1,980円など「失敗してもいいから試してみよう」と思える金額を設定することで、迷っている人の背中を押してあげることができる。
来院してくれた患者さんに価格以上の価値を感じてもらうことができたら、2回目以降も続けて通ってもらうことができるだろう。